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子供10人以上に性加害した男性、執行猶予判決…。「ペドフィリア治療中です。みんなも諦めないで」

東京都に住む加藤孝さん(60)は、過去に10人以上の子どもに性加害をしていました。

そんな加藤さんは、子どもを性の対象とする精神疾患「ペドフィリア」(小児性愛障害)と診断されています。

家庭教師をしていた加藤さんは、強い立場の大人が子どもに性加害を行うのは容易いと語り、今問題になっているジャニーズ事務所の創業者による性加害も同じような構図だと指摘します。

「地位を利用した非常に卑劣なものだと思います。僕自身も同じような立場で子どもに性加害をしてしまったことがあります。僕が加害を考える相手は加害をしてしまっても反抗しないだろうと考える相手でした。僕の加害のパターンは2つあります。ひとつは、相手も気持ちいいだろうし、別にいいじゃないかと。もうひとつは、自分が自暴自棄になって結果がどうなってもいいから加害したいと」

「被害者の人生をひどいかたちで破壊した」

加藤さんは38歳の時、小学生の児童に対する強制わいせつ未遂の罪で起訴されます。

「このままでは子どもの命を奪いかねない」と感じ、交番に自首したのがきっかけでした。

その後懲役2年、保護観察付きの執行猶予4年の有罪判決を受けます。

「被害者の人生をひどいかたちで破壊してしまったと思います。本当に取り返しがつかない傷、長く長く続いてしまう傷を与えてしまって本当に心から申し訳ないことをしたと思っています」

逮捕された後、弁護士を通じてペドフィリアの治療のことを知った加藤さん。

現在は週に1回精神科に通院し、ほかにも性依存症の自助グループのミーティングに参加したり、心理カウンセリングを受けたりして治療に取り組んでいます。

現在までの23年間で、加害行為には及んでいません。

そんな加藤さんは、実名で取材を受けた理由について次のように語ります。

「治療によって加害への衝動は抑えられます。子どもに性加害をしている人やしてしまいそうな人に対して、加害をしないよう変われることを自分の姿を通して伝えたいです。病気だから仕方がないということは絶対にない。それが病気であっても、加害を繰り返さず、変わっていく責任が私にはあります」

ペドフィリアと加藤さんの判決結果、あなたはどう思いますか?

引用元:MBSニュース

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