2023年8月6日、第105回全国高校野球夏の選手権大会が甲子園で開催されました。
開幕戦は茨城の土浦日大と長野の上田西の対戦。
開幕戦から延長タイブレークになる大熱戦となりました。
この年の大会から、暑さ対策のために試合途中の5回終了時点で、10分間の「クーリングタイム」が設けられています。
酷暑の中、両チーム計3選手が負傷交代した中で勝利を収めた土浦日大の小菅監督は、
「クーリングタイムが助かります」と、今大会から導入された暑さ対策に感謝の気持ちを述べました。
5回を終了した時に、選手たちは10分間のクーリングタイムを利用して、水分補給や送風機、スポットクーラーなどで体温を下げました。
小菅監督は、「選手の体温は45度くらいありましたので、サーモグラフィーで確認しました。クーリングタイムのおかげで、体温は30度台まで下がりました。適切な処置も受けることができ、栄養補給もできました。最後の2〜3分で戦術的な修正も行うことができました」と振り返りました。
塚原主将は、「茨城では考えられないほどの暑さに驚きました」と驚いた様子でコメント。
先発の藤本投手も、
「サーモグラフィーで体温を測ってもらいました。最初は真っ赤になっていましたが、冷やすと青色に変わりました。体は冷やすことができましたが、気持ちは切らせないように、メリハリを持ってプレーしました」と述べました。
6回には、土浦日大の中堅手・香取選手が守備を終えた瞬間に倒れ込み、担架で運ばれました。
小菅監督は、「足がつった。けいれんです。つりぐせもあるので」と説明。
藤本投手は香取選手から「あとは頼んだ」と言われたとのこと。
この試合では、上田西の黒岩選手と中村選手の両外野手も足がつり、途中交代。
暑さとの戦いを含めて37年ぶりの勝利を手にした小菅監督は、
「みなさんに応援していただき、何よりも選手たちが頑張ってくれたことに感謝しています」
と頷きました。
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