ロシアのプーチン大統領は、ロシア北西部で墜落した自家用ジェット機には搭乗していたとされる、民間軍事会社ワグネルの代表であるプリゴジン氏の死に深い哀悼の意を表明しました。
プリゴジン氏の死亡は事実として認められていますが、彼がプーチン政権によって殺害された可能性も指摘されています。
ロシア非常事態省は23日、モスクワからサンクトペテルブルクへ向かう途中の自家用ジェット機がトベリ州で墜落したと発表し、搭乗者リストからプリゴジン氏が乗っていた可能性が浮上していました。
プーチン大統領は24日、ウクライナの親ロシア派代表であるプシリン氏との会談で、プリゴジン氏の家族に哀悼の意を表しました。
また、プリゴジン氏がワグネルのメンバーとして搭乗していたことを認め、彼がウクライナのネオナチ政権と戦う共通の目的に大きな貢献をしたと述べました。
さらに、プーチン大統領はプリゴジン氏との長い付き合いを明かし、彼の複雑な人生を振り返りました。
彼は重大な過ちを犯したが、プーチン大統領の要請に応えて重要な成果も上げた才能ある人物であったと述べました。
プリゴジン氏は前日にアフリカから戻ってきたばかりで、今回の墜落事故の前にいくつかの関係者と会っていたとのことです。
プーチン大統領は、墜落の原因についての調査が行われているが時間がかかるだろうと述べました。一方、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、プリゴジン氏が政権によって暗殺された可能性が高いと指摘し、ワグネルを排除するための最終的な手段であったかもしれないと述べています。
ロシアの独立系メディアは、対空ミサイルによって機体が撃墜された可能性などを指摘しています。
アメリカ国防総省の報道官は24日、プリゴジン氏が墜落した航空機に搭乗していたとの見方を示し、対空ミサイルによる撃墜の情報は不正確だと述べました。
しかし、墜落の原因については明言せず、別の要因が考えられると述べました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、プーチン政権が関与しているとの見方を示しました。
ロシアの首都モスクワの市民からは、墜落の原因には政治的な背景があるのではないかとの意見が多く聞かれました。
一部の市民は、事故ではなく政治的な理由がある可能性があると述べ、プリゴジン氏が公式路線に逆らったためではないかと指摘しました。
また、内部の破壊工作があった可能性もあるとの見解を述べる人もいました。
SNSでニュースを知った人は、プリゴジン氏がモスクワに向かったことが許されないと述べ、彼が2か月前に起こした武装反乱が背景にあるとの見方を示しました。
航空関係の大学を卒業した人は、墜落の原因についてはさまざまな可能性があると指摘し、調査結果を待つべきだと述べました。
また、ワグネルは活動資金がなくなれば戦えないとも述べ、プリゴジン氏の死によってワグネルが解散される可能性もあると指摘しました。
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