びっくり

ジャニー喜多川に襲われたアイドル、1950〜2010年代半ばまでにデビューした人たちで確定・・・

「ジャニー氏の性加害は、1950年代から2010年代半ばまでの間にほぼ万遍なく認められた」

という事実をジャニーズ事務所の

「外部専門家による再発防止特別チーム」が29日に発表した調査報告書は、

「長期間にわたって性加害が繰り返されていた」と認定しました。

報告書に引用された元Jr.らのヒアリング内容からは、デビューを夢見る少年たちがジャニー氏という絶対的な権力を持つ人物によって行為を強要され、沈黙せざるを得なくなっていった様子が浮かび上がります。

特別チームは、元Jr.ら被害者23人から性被害についてヒアリングを行いました。

報告書は、ジャニー氏が20歳頃から始まり、1950年代から事務所設立前の時期に存在していたとし、

「2010年代半ばまでの間にほぼ万遍なく存在していたこと」と認定しています。

その間に被害者の数は、

「少なく見積もっても数百人がいるという複数の証言が得られた」とされています。

被害者は特定の少数のJr.に限らず、「広範に性加害を行っていた」と報告。

一晩で合宿所や同じホテルの部屋に泊まっている、複数のジャニーズJr.に対しても性加害が行われていたとのことです。

「一連の性加害は(中略)、ジャニー氏がタレントのプロデュースに絶対的な権力を持っており、デビューして有名になりたいという被害者の心情に付け込んで行われていた」

と報告書は述べています。

報告書は、被害者が沈黙せざるを得なくなっていった背景を指摘。

実際のヒアリングではジャニーズJr.の間では

「性加害を受けることが優遇され、拒否すると冷遇される」

という認識が広がっていたと証言されています。

「他のジャニーズJr.に性加害のことを話そうとしたところ、『おめでとう』と言われた」「性加害を受けた後、仕事は明らかに増えた」

「受け入れるのが当たり前で通過儀礼」

「『上り詰めていくには積極的にジャニー氏を受け入れないといけないんだ。』

という洗脳された状態になった」という証言もあります。

性加害の際、ジャニー氏自身から

「YOUは選ばれたから、ここにいる」と言われたとの証言もあります。

報告書には、ジャニー氏が被害者に与えた心の傷の深さも具体的に記されています。

「度重なる幻聴やフラッシュバックで、自殺願望も抱くようになりました」

「毎晩寝るために電気を消すと、足先や、ふくらはぎ、太ももなどをジャニー氏に触られる感触が蘇り、足をこすらないと眠れなくなってしまいました」

「女性と性行為をする際、自分が汚い存在であると心のどこかで思ってしまうようになりました」

被害者の中には、「うつ病になった」と語る人もいたとのことです。

また調査の過程で、ジャニー氏以外にもジャニーズ事務所の社員による性加害が確認されました。

被害者からは、再発防止策など事務所の今後の対応についても提案がありました。

「特に芸能界では、子どもを守るための何らかのスキームが必要」

「被害に遭った方への補償があってしかるべきであり、救済措置をしっかりとってもらいたい」

「日本でトップのエンタメ企業のジャニーズ事務所が大々的に性加害について発信していくことが重要」

との提案がありました。

これらの提案を受け、調査チームはジャニーズ事務所に対し、

「性加害の事実を認め、謝罪した上で、すみやかに被害者と対話を開始してその救済に取り組むべきである」と求めています。

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