京都アニメーション第1スタジオの放火殺人事件で、36人が亡くなり、32人が重軽傷を負いました。
この事件に関与した青葉真司被告の裁判員裁判の第4回公判が、11日に京都地裁で行われました。
青葉被告は被告人質問で、犯行動機として挙げた「闇の人物」について詳細を説明。
青葉被告は、この人物が「自分の政治的な考えを通せる人物」であり、フィクサーのような存在だと述べました。
青葉被告は、刑務所で受刑者から自分の過去の行動を知られていたことを明らかにしました。
彼は、警察の公安部が彼を尾行しており、「闇の人物」がその指示を出していたと考えていました。
「闇の人物」について、青葉被告は彼を刑務所で一度だけ見たことがあると述べました。
刑務官が彼を「ナンバー2」と紹介し、彼が問題を起こしている刑務官に頭を下げたと説明。
弁護側は、この行動は青葉被告が尊大な態度を取っていたことに対する反省の姿勢を示したものだと主張しました。
弁護側は初公判で、この事件は青葉被告が「闇の人物」への反撃だったと主張。
彼は妄想性障害の影響で心神喪失または心神耗弱の状態にあったと述べ、無罪または刑の減軽を求めました。
青葉被告によれば、「闇の人物」は彼が応募した小説を落選させ、
「京アニと一体となって嫌がらせをする」存在だったと説明。
彼は逃れられないと感じ、放火事件を起こして「闇の人物」と京アニを消滅させることを決意したと述べました。
青葉被告は、2019年7月18日に京都市伏見区の京アニ第1スタジオに侵入し、ガソリンを使用して建物を全焼させ、36人を殺害し、32人に重軽傷を負わせたとされています。
検察側は、青葉被告の犯行は妄想によるものではなく、「筋違いの恨みによる復讐」だと指摘。
被告に事件当時、完全な責任能力があったと主張しています。
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