中国当局は、日本時間の23日までに天然ガスなどを掘削するための作業装置を尖閣諸島の周辺海域に運ぶ予定です。
この海域は「日中中間線」を越えて日本側に入り込んでおり、日本政府は非常に危機感を募らせています。
中国の海事局は、日本時間の21日午後6時から作業装置「勘探8号」を船で東シナ海の目標海域に運ぶと発表。
目標海域は尖閣諸島の大正島から北東に約140キロの場所であり、23日午後6時までに到着予定です。
この海域は日中中間線を大幅に越えた場所であり、日本政府はこのラインを基に排他的経済水域(EEZ)の境界を定めるべきだと主張。
一方、中国はこの目標海域を含む沖縄トラフを自国の排他的経済水域と一方的に主張。
中国はこれまでにも日中中間線付近でガス田の開発を一方的に行なっており、日本政府は中止を求めてきましたが、今回は中国側がより強硬な措置を取ってきたと言えます。
日本政府関係者は、「これまでと比べてはるかに大胆な行動だ。外交問題に発展する可能性が高い」
と危機感を抱いています。
中国政府は先月から福島第一原発の処理水放出に対して日本政府を批判してきましたが、作業装置が尖閣諸島周辺に設置されれば緊張は一層高まるでしょう。
※日本人の9割が知らない!毎日の1分習慣でスマホ代が無料になる驚きの方法