「アイドリングストップ」とは、クルマが信号待ちや停止時にエンジンを停止させる技術のことです。
この技術により、停止中の燃料消費を抑えることができ、燃費の向上やCO2の削減につながります。
しかし、最近ではその効果について疑問が呈されており、トヨタもガソリン車のアイドリングストップ機能を段階的に廃止。
既にアイドリングストップが搭載されている場合は、少なからず燃費改善の効果があるため、お得だと思われるかもしれません。
しかしトータルで考えると、アイドリングストップ非搭載車と比較して必ずしもお得とは言えません。
まず、取り上げるのは純ガソリンエンジン車のアイドリングストップ機構であり、ハイブリッド車に搭載されるアイドリングストップ機構ではありません。
トヨタは早くからアイドリングストップを採用してきましたが、一部のガソリン車ではアイドリングストップ機能の廃止を行なっています。
例えば、カローラ1.8Lガソリン車(2018年デビュー)、RAV4 2.0Lガソリン車(2018年)、ヤリス1.5Lガソリン車(2020年)、ハリアー2.0Lガソリン車(2020年)などです。
2018年以降に登場したトヨタの純ガソリン車からはアイドリングストップが外されるようになり、2018年以前に登場したカローラフィルダーやライズ、ルーミーなどのOEM車にはまだアイドリングストップが搭載されています。
トヨタの広報担当者によると、アイドリングストップ機能を搭載していても、実際には多くのユーザーが機能を停止させているため、燃費やCO2などの環境性能において競争力が十分にあるとのこと。
そのため、トヨタは今後もガソリン車にアイドリングストップ機構を採用しない方向で進めているそうです。
ただし、他のメーカーではまだガソリン車にアイドリングストップを搭載しているケースが多いです。
例えば、日産のセレナ、ルークス、デイズ、NV200バネットなどや、ホンダのNシリーズ全種、ステップワゴン、フリード、VEZEL、シビックなど、スバルの最新のレヴォーグレイバックなどが該当。
少なくともわずかながらでも、アイドリングストップによるCO2削減効果を期待する意図があるようです。
ただし、スカイライン3LターボやZR-V、三菱のガソリン車(デリカD:5やエクリプスクロスなど)など、アイドリングストップが搭載されていない車種も存在します。
引用元:ベストカー
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