フジテレビは、秋の大改編にあたり、
「やっぱり、楽しくなければフジテレビじゃない」というキャッチフレーズを掲げました。
その結果、ゴールデン帯(19~22時)では33.2%、プライム帯(19~23時)では34.5%という改編率を達成。
フジテレビの全盛期を知る世代には、「楽しくなければテレビじゃない」というフレーズを思い出す人も多いでしょう。
1981年には「母と子のフジテレビ」というテーマを捨て、面白くて視聴率の高い番組を制作するという方針が掲げられました。
その結果、「オレたちひょうきん族」や「笑っていいとも!」などの人気番組が生まれ、翌年には年間視聴率三冠王に輝くこととなりました。
しかし、最近のフジテレビの改編は上手くいっていないようです。
特に木曜日の番組は苦戦しており、11月第2週のゴールデン帯の視聴率は5.2%で、テレビ東京の5.3%を下回ってしまいました。
これにより、フジテレビは民放最下位となりました。
一方で、金曜21時に新設されたドラマ枠の第1弾『うちの弁護士は手がかかる』は好調でしたが、主演のムロツヨシが実生活で腹膜炎になり、急遽盲腸で入院することになったため、視聴率も下がってしまいました。
なぜフジテレビの改編が上手くいかないのか、その理由は分かりません。
94年に日本テレビがフジテレビから年間視聴率三冠王の座を奪った際には、フジテレビの番組やフォーマットを研究したと言われていますが、現在のフジテレビにはその姿勢が感じられません。
港社長は、社長会見で
「1年かけて一番楽しくて面白いコンテンツを作るテレビ局になることを目指す」
と語っていますが、果たしてその目標に向かって進んでいるのでしょうか?
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