子育てに奮闘するベンガル猫
最近では家猫が増えているため、猫の子育ては少しずつ変化してきていると思います。しかし、母猫は自分の命を削るように子育てをします。
出産するための安全な場所探しから始まり、出産そして子育てを母猫が独りでやるのです。子猫が生まれてから3週間くらいは食事に出かける以外つきっきりで、おっぱいをあげたり排泄を促し舐めてあげたりします。
その後社会化期に入ると、えさの食べ方や狩りの仕方など生活習慣などを教えます。母猫独りで、自分の産んだ数匹の子猫を外敵から守りながら連れ歩き教えるのは並大抵のことではないでしょう。
今回ご紹介するベンガル猫の母猫も子育ての真っ最中です。可愛い我が子にこれから生きていく上での教育をしなければなりません。
ここから出たいにゃ
母猫と一緒に子猫が箱の中から出たがっています。
「ママ私も出たいにゃあ~」「危ないからまだダメにゃ」、こんなやり取りをしているのでしょうか。
母猫の考えでは外へ連れ出すにはまだ早いと判断しているようです。
野生で暮らすことに比べれば飼い猫は安全ですが、家猫なりのお披露目ルールがあるようです。
野生で必要なスキルである獲物の捕り方や敵と味方の見分け方などを教えるより、飼い主さんとの付き合い方や与えられたえさの食べ方、トイレの使い方などを身をもって教えなければなりません。
まずは子猫が自力で箱から出ることができてからですね。