今もなお現役で野球と向き合っているイチロー(本名:鈴木一郎)選手は、日本のプロ野球を経て世界のイチローとなりました。
2016年にはMLB通算で3000本安打、500盗塁を達成。さらにNPB時代とMLB時代を合わせた通算最多安打数がギネス記録を樹立するなど、数々の記録を達成しました。
ヤンキースとマーリンズを経て、現在はメジャーへと渡った時に初めて所属した古巣のマリナーズで「スペシャルアシスタントアドバイザー(会長付特別補佐)」となっています。
野球人の顔ともいえる活躍をされているイチロー選手。そんな彼あ、サントリーの「プレミアムモルツ」のCMに伴う企画で、スペシャルインタビューを受けました。
スペシャルインタビュー
インタビュー席の横に置いてある「プレミアム・モルツ」を口にしてから、和やかな雰囲気で質問が始まりました。何気ない質問にも、真剣に回答するイチロー選手。
「宇宙人の存在を信じますか?」と言う質問に対しては、「僕たちじゃないの?」と笑って答えました。「前世は何だと思いますか?」「好きな色は何色ですか?」「行ってみたい国はどこですか?」など、フランクな質問もあれば次のような質問もありました。
「野球が嫌いになったことはありますか?」と言う質問などです。人生の大半を野球と向き合ってきたイチロー選手は、次のように答えました。
「野球自体は嫌いにはならないけれど、取り巻く環境が嫌になったことはあります。」とのこと。長い野球人生で、いろいろあったのですね。
努力は報われるのか?
多岐にわたった質問の中で、次の答えが注目を浴びています。『努力は報われますか?』多くの記録を残してきたイチロー選手は、常人の何倍も努力を重ねてきたことでしょう。そんなイチロー選手の回答は、次のようなものでした。
「報われるとは限らないですね。もっといえば、努力と感じている状態はまずいでしょうね。」
さすが、偉業を達成したイチロー選手の言葉には重みがありますね。努力を感じるということは、行き詰まっている状態なのかもしれません。そして、次のように回答されました。
「その先に行けば、きっと人には努力に見える。でも、本人にとってはそうじゃない…、という状態が作れればそれは勝手に報われることがある…、ということだと思います」