猫とぬいぐるみ
猫はとても正直です。自分の気に入ったもの以外には見向きもしません。今回ご紹介する猫の名前は「ゾエ」といいます。
ある日、飼い主さんがぬいぐるみを買ってきました。ぬいぐるみは2つあり1つは三毛猫風、そしてもう1つはグレーの小さく丸い猫でした。
誰も勧めないのにゾエは迷わず自分と同じ毛色である三毛猫風を選びました。このときグレーの方には見向きもしませんでした。仲間とでも思ったのでしょうか。
このぬいぐるみはゾエにとっては自分の赤ちゃんのような存在になのです。それからというものの、どこへ行くのも一緒で片時も離れません。
母性本能?
本当にいつもゾエの傍にちょこんといますね。
そしてゾエも、母猫が子猫を咥えて運ぶようにどこにでも連れて行きます。
ゾエは、同居しているワンちゃんとも仲が良く毛づくろいをしてあげますが、傍にはやはりぬいぐるみがいます。
このぬいぐるみ、こんなにゾエがあちこち運んでいくわりに汚れていないですね。
きっとゾエが優しく毛づくろいしてあげているのでしょう。
猫は自分の子でなくても子猫を見つけると世話をします。
母性本能が強いため、放っておけないのだとも言われています。
今のゾエには本当の子供はいませんが、いつか良いお母さん猫になることでしょう。