2016年、6月15日。
サンディエゴのパドレス戦でついにあのイチロー選手が安打数世界記録を達成されました。
「安打を放つ」 という事に関して、彼はずば抜けた能力を持っています。
それは日本のプロ野球に在籍していた頃からでした。
メジャーリーグに移籍した後も、コンスタントに安打を重ねる姿を目にします。
そうして見事に偉業を達成されました。
過去のイチロー選手の名言を改めて見てみると、彼のメンタリティの強さを実感することができます。
イチローの哲学
・イチロー選手の言葉は自分に対しての厳しい言葉が並びます。
・「準備」というのは言い訳の材料となり得るものを排除していくこと。 しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない
・一番になりたい。「オンリーワンがいい」なんて言ってる甘いヤツは大嫌い
・応援してください、という気は無い。応援してもらえる選手であり続けたい
・どんなに難しいプレーも、当然にやってのける。これがプロであり、僕はそれにともなう努力を人に見せるつもりはありません
自分は努力しているんだよ、頑張ってるんだよ、
という姿を誰かに見ていて認めて欲しいと考える人もいるかもしれません。
誰よりも努力されているであろうイチロー選手の言葉を聞くと、
そういう人にっては耳が痛いかもしれませんね。
生き様
野球に対するイチロー選手の気持ちを表す言葉も沢山あります。
・妥協は沢山してきた。自分に負けたことはいっぱいあります。ただ、野球にはそれが無い
・4000の安打を打つには、8000回以上の悔しい思いをしてきた・
・現役中に、過去の事を懐かしんではいけません
・僕は天才ではありません。なぜかというと自分がどうしてヒットを打てるか説明出来るからです
・気持ちが落ちてしまうとそれを肉体でカバー出来ませんが、その逆はいくらでもあります
「自分は天才ではない。」
そう自分で言うことができるのは、
やはり野球に妥協せずいつでも自分に厳しく生きている彼だからこそなのでしょう。
そして変わらぬ野球への愛情があればこそ。
そう感じます。
ためになる名言
野球をしていなくても、私たちにも大いにためになる言葉もイチロー選手は発信してくれています。
・他人の記録を塗り替えるのは7割、8割の力でも可能だが自分の記録を塗り替えるには10以上の力が必要だ
・努力をすれば報われると本人が思っているとしたら残念。第三者が見ていると努力に見えるが、本人にとっては全くそうではないという状態になくてはならない
・自分で無意識にやっていることをもっと意識しなければならない
・やってみて「ダメだ」とわかったことと、はじめから「ダメだ」と言われたこととは違います
・夢は近づくと目標に変わる
野球に関する技術的な発言では無く、どんな人にも当てはまる人生哲学のような言葉が多いイチロー選手。
野球をしていない時でも、なんとなくで生きていない彼の生き方が言葉に滲み出ています。
野球選手としての能力が高い事は誰の目にも明らかですが、
それ以外の時間でも彼は独自の感性を持ち、それを言語化する能力にも優れています。
彼の生き方そのものがファンを魅了しているのでしょう。
より一層の活躍と、これからの記録更新を期待するばかりです。