何かを咥える犬
奥の方には山が、目の前には大きな湖が広がっています。そしてこちらへ猛然と向かってくるのは1匹のワンちゃんです。
湖に飛び込んだワンちゃんには1つの目的がありました。その目的とはワンちゃんが大切そうに口にくわえているものを、飼い主さんの元まで連れてくることです。
しきりにワンちゃんを励ましている、飼い主さんらしき男性の声が聞こえてきます。必死に泳いでいたワンちゃんがやっと足場のつく所までやってきました。
水で隠れていた口元が少し見えており、何かをくわえていることが分かります。果たして何をくわえていたのでしょうか?
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ワンちゃんがくわえていたものを、飼い主さんが受け取ります。ワンちゃんが湖を泳いでいる間ずっと優しく咥えていたものは、なんと水中で溺れていたであろう鳥の赤ちゃんでした。
鳥の赤ちゃんを助け出すために、ワンちゃんは湖へ飛び込んでいたのですね。飼い主さんが鳥の赤ちゃんから一旦視線を外してワンちゃんの方を見てみると、一仕事終えたと言わんばかりに体を軽く動かしてどこかへ歩いていってます。
そのワンちゃんの背中を映す形で、飼い主さんは手に持っている鳥の赤ちゃんも一緒に映しています。鳥の赤ちゃんは、最初の方は動いている様子がなくて心配しましたが、ここで少し身じろぎをしてくれました。
冷たい湖の中にずっといたから体が冷えて動きが鈍くなっているのでしょう。勇敢なワンちゃんによる救出劇に胸が熱くなります。