子豚の親代わり
種の違う、親をなくした子どもの世話をする動物の話は聞いたことがあると思います。親がいないと、子どもはすぐに弱ってしまいます。
自分を産んだ本当の親でなくてもたとえ種が違っても、子どもは守ってくれるであろう動物の元へ本能的に寄っていくのかもしれません。そして頼られた方の動物もまた、本能的に世話をしなければと思うのでしょう。
オーストラリアの植物園での出来事です。ある日、植物園のオーナーが8匹の子豚を保護しました。植物園には元保護犬のボクサー犬、トレジャーがいて、子豚たちの世話をするようになったのです。種族を超えて生まれた親子の絆が引き起こした奇跡とは?
奇跡
わらわらとボクサー犬に群がる子豚たち。みんなお乳を吸っていますが、ただお乳を飲んでいる気分になりたいだけなのかと思いますよね。
しかし違うのです、本当にお乳を飲んでいるのです。子豚たちの世話をしているうちに、なんとお乳が本当に出るようになったそうです。
トレジャーの深い母性愛が起こした奇跡です。保護したときの子豚たちは弱っていたそうですが、動画ではとても元気ですね。
実際獣医さんに診てもらったところ、犬の母乳を飲んでいる子豚たちも、突然にお乳が出るようになったトレジャーも、まったく問題がなかったとのこと。まさに奇跡の感動物語です。