余命宣告を受けた犬
犬が一目散に走って行っています。どこへ向かっているのでしょうか?というよりこの犬はガンで余命宣告を受けていて、こんなに走れる身体ではないはずです。
飼い犬が老いていく姿を見るのは、飼い主にとってとてもつらいこと。まだこんなに走れると家族に見せてくれているのでしょうか?
その犬が、軍服姿の人に喜びを表しています。この人は一体誰なのでしょう?犬は近所の人へはここまで感情を高ぶらせないです。まるで待ち焦がれていた人と再会した感じを受けます。
飼い主と奇跡の再会
軍服姿の人物は、飼い主さんだったのです!飼い主さんは軍に勤務しており、余命宣告を受けてしまった犬とはなかなか会えません。会いたいという強い意志が、犬の余命を伸ばしていました。
余命2~3ヶ月と言われていた命は、飼い主さんが帰る日まで伸びてくれたのです。その期間はなんと9ヶ月!想いの強さは寿命をも変えてしまうのです。
クリスマスの数日前になって、飼い主さんは自宅へ帰ることができました。犬にとっては最高のクリスマスプレゼントです。
最初にあんなに走っていたのも、大好きな飼い主さんに早く会いたかったからなのでした。犬は翌年に死んでしまいましたが、飼い主さんと会えて幸せに包まれながら天国へ行けたのだと思います。