マナーが悪い客への対処
時に人は自分よりも弱い立場の人間に向かって、
威圧的な態度をとることがあります。
しかしながら、
客が店員に向かって威圧的で横柄な態度をとる事に疑問を感じます。
なぜなら店員と客はどちらが弱いわけでも強いわけでもなく、
対等なのですから。
横柄な態度をとる客にとっては、
「お金を払っているのだから!」という気持ちがあるのかもしれませんが、
それを言ってしまうと店員だって
「商品を提供しているのだから!」なんて事になりますよね。
アメリカのバージニア州に実在するとあるカフェ。
このカフェに勤める店員も考えていました。
「お客さんたちのマナーを向上し、気持ちの良い お店にできないだろうか」と。
洒落の効いた看板
そこで誕生したのが、今回ご紹介する看板です。
看板には、次のように記されています。
コーヒーS 1つ。→5ドル
コーヒーS を1つ下さい。→3ドル
すみません、コーヒーSを1つ下さい。→1.75ドル
ただ乱暴にコーヒーを注文すると5ドル(日本円で約¥520)、
丁寧な言葉で注文すると3ドル(日本円で約¥310)、
挨拶をしてから丁寧な言葉で注文すると、
1.75ドル(日本円で約¥180)となるのです。
この看板を書いた店員はこのように語っています。
「時々、乱暴にコーヒーを注文するお客さんがいて嫌だなぁと感じていました。どんなに忙しくても敬語や挨拶は大切だと思うんです。」
称賛の声多数
不機嫌な顔で乱暴に注文されては、
その場に居合わせた人みんなが嫌な思いをするだけですよね。
かと言って店員がお客さんに、
「丁寧に注文して下さい」なんて言えるはずもありません。
しかしこの看板を見れば、お客さんもハッと気づかされる事でしょう。
この看板を書いた店員は、初めは冗談のつもりだったそうですが、
称賛する声が多かったので今後も継続していくとのこと。
挨拶や人を思いやる気持ちは、
人と人とが繋がり合うためには必要不可欠なものです。
たった一言付け加えるだけで、言葉の印象は大きく変わります。
そのたった一言で笑顔になり、
気分良く美味しいコーヒーを飲めるならその方がずっと良いはず…。