87歳のアマチュア写真家
こちらの写真、なかなか強烈ですね。
写っている人物はアマチュア写真家の西本喜美子さん。
1928年生まれの御年87歳。
かなりのご高齢であるにもかかわらず、今アマチュア写真家として話題になっている人物です。
交通事故の瞬間かと思われる危なそうな写真ですが、
これは加工処理されたものです。
加工処理したのはなんと西本さんご本人!
87歳にして自らパソコンを駆使して加工処理を行っているのです。
この写真は、路上に止まっていた車の前で倒れた状態で自撮り撮影し、
後ろの車だけを選択してぼかし処理を行ったことで完成されました。
陽気な写真ですね。
これらの写真を櫛野展正さんがTwitterで投稿したところ、
ネット上で国内のみならず海外からも瞬く間に多くのコメントが寄せられたのです。
87歳という高齢でありながら、それを感じさせないパワフルな写真の数々。
71歳でカメラを始めたという西本さんが、
パソコンで加工処理をできるようになるまでをご紹介いたします。
71歳からカメラを始め…
87歳のアマチュア写真家である西本喜美子さんがカメラを始めたのは71歳。
西本和民さんが熊本で行っている写真グラフィック教室
『遊美塾』に、友人に誘われてからが始まりでした。
現在も月に2度は通って腕を磨いているそうです。
そこから写真の魅力にどっぷりハマり、自宅の一部を写真スタジオに改装。
都築響一さんの有料メルマガ『ROADSIDERS' weekly』での僕の連載「アウトサイダー・キュレーター日記」。次回は、熊本に暮らす87歳のアマチュア写真家・西本喜美子さんをご紹介します。
彼女のセルフ・ポートレートは最高。 pic.twitter.com/8KxP9R1WYr— 櫛野展正@「アウトサイド・ジャパン」発売中 (@kushinon) 2016年4月12日
そしてパソコンでの写真加工も70歳を超えてから始めたものでした。
ネットで話題になったことで、テレビへの出演も果たしているのです。
遊美塾で写真を始めてからというもの、
分からないことや機器のトラブルに何度も見舞われた西本さん。
しかし塾の仲間たちや息子さん、
そして無愛想ながらも陰から支えてくれる、
昔からカメラが好きな旦那様に支えられてきました。
これからに期待!
お陰で今や、ここまでご紹介してきたあんなパワフルな写真や、
Macでの写真加工を87歳にしてやってのけられるようになったのです。
西本さんの遊美塾に入ってからのエピソードの詳細は、下の画像をご覧ください。
西本さんの数々は、
西本さんのブログからでもご覧いただけます。(→西本喜美子の創作生活)
ここまでご覧になってくださった方の中では、
面白い自撮りをたくさん撮っているおばあちゃん、
というイメージができているかもしれません。
しかしブログでは、この他にも幻想的な写真が数多く公開されています。
どれも87歳とは思えないようなものばかりです。
さらなる素敵な写真が楽しみですね!