病気というのは辛いもので、
それまで元気だった人でさえ気持ちが塞がってしまって暗くなったり、
元気を無くしてしまったりします。
ですが誰かがそばに居てくれたり、励ましてくれる人が居れば、
それだけで元気を取り戻すこともあります。
今回ご紹介する女の子の名前は、ビビアン・キースちゃんと言います。
その子は、まだ2歳なのにもかかわらず白血病を患っており、
日々病と闘っていました。
そしてそんなビビアンちゃんを励ます人がいました。
ビビアンちゃんを励ましたのは、いったいどんな人達だったのでしょうか?
ビビアンちゃん
アメリカのセントルイスに、
ビビアン・キースちゃんという2歳の女の子がいます。
ビビアンちゃんは白血病を患っており、日々病と闘っています。
病気を治すために、苦しくて辛い化学療法を毎日行っているのです。
2歳の女の子にとってはとても辛いことでしょうね。
しかし幸いにも彼女は、
そうした日々のことをあまり辛く考えることはあまりありませんでした。
それはビビアンちゃんを、
いつも励ましてくれる人達の存在によるものが大きいでしょう。
ビビアンちゃんが治療を受けている病院の向かい側では、
大規模な工事が行われていてビビアンちゃんがいる9階の窓際からは、
作業員の働いている様子がよく見えます。
トラビスさんとグレッグさん
トラビス・バーンズさんとグレッグ・コムズさんも、
ここの建設現場で働いていました。
ビビアンちゃんは、彼らにすっかり夢中になりました。
それは辛くて苦しい治療も、彼らを見ていると気がまぎれるからです。
そうしてビビアンちゃんは、毎日窓から彼らに手を振るのが日課となり、
トラビスさんもグレッグさんも手を振りかえするようになりました。
ビビアンちゃんと建設現場とのやりとりが数ヶ月ほどになったある日、
いつものようにビビアンちゃんは窓際へ行き手を振ると、
トラビスさんとグレッグさんは手を振る代わりに鉄のはりを指差します。
なんとそこには「GET WELL SOON」、
早く元気になってとのメッセージがありました。
心温まるサプライズ
トラビスさんとグレッグさんのサプライズは、
これだけではありませんでした。
なんとトラビスさんとグレッグさんは、
ビビアンちゃんの病室を直接訪れたのです。
ビビアンちゃんの両親は、感激で言葉も出なかったそうです。
トラビスさんとグレッグさん自身も、
自分達の子供のことや命の尊さなど、色々思うことがあったようです。
本来なら辛くて苦しいだけの治療も彼らのちょっとした優しさで、
ビビアンちゃんにとって楽しい時間となりました。
ほんの少しの優しさでも必要とする人はいますし、
そうした人達にとってはとても価値あるものとなります。
皆さんも小さなことからでも良いので、
ビビアンちゃんのような人がいたら、
共に優しさを共有してみてはいかがでしょうか?