人生最悪の時期を支えたカオス
ホセさんは、人生のどん底にいました。離婚して住む家もなくなり、車の中で生活をする日々。明日をも知れぬ暗い毎日でしたが、ある日子犬のカオスと出会います。
カオスに会った瞬間、ホセさんの心の中に一筋の光が差し込みました。カオスを飼うと決めたホセさん、ギリギリの生活でしたがホセとの生活は楽しく、癒される毎日でした。
ホセさんは職探しを始めるため、カオスを友人に預けました。ようやく仕事が見つかり、喜び勇んで友人宅へ迎えに行きましたが、友人はカオスを返してくれませんでした。
それからホセさんとカオスの、苦しく悲しい離れ離れの生活が2年続きました。しかし、それからまたふたりが出会えるチャンスが巡ってきました。
再会の瞬間
ある日、ホセさんの所にカオスが保護施設にいるとの連絡が入りました。ホセさんが会いに行くと、カオスは確かにいましたがホセさんだと分からずに怯えています。
しかし差し出した手の匂いを嗅ぐと、飛びついて顔を舐めはじめました。もう嬉しくて仕方がない感じです。
ふたりにとってこの2年間はとても長くつらい年月でしたが、この再会でそんなつらさも一気に吹き飛びました。カオスの喜びようが全てを物語っていますね。