車の下の小型犬
動物保護団体の人たちは日夜、動物の保護活動に懸命に力を注いでくださっています。犬や猫などのペット動物の場合、捨てられたり劣悪な環境で飼育放棄されたりなど不幸な状況が多いでしょうが、偶発的な出来事によって迷子になり、保護されるケースもあります。
今回ご紹介するワンちゃんもそうでした。ある保護団体が連絡を受けて救出に向かった先には、車の下に潜って出てこないワンちゃんがいました。
怯えているようで、食べ物を見せても出てきません。周りはかなり車の往来がある道です。バリケードやネットで車の周りを囲い、救出を続けます。
幸せな再会
驚かせないようそっとリードを付けると、抵抗することなく出てきました。人には慣れており、膝の上に乗ってきます。
マイクロチップの有無を確認すると飼い犬だと判明。名前は「ルナ」というこのワンちゃんの、衝撃の事実も明らかになりました。
飼い主さんと兄弟犬と散歩している途中に事故に遭い、兄弟犬は大ケガを負いました。ルナは無事でしたがパニックになり、飼い主さんとはぐれてしまったそうです。飼い主さんも探していたそうで、すぐにルナを迎えに来ました。
5日ぶりに飼い主さんに会ったルナはちぎれんばかりに尻尾を振り、抱きつきます。心細かった日々から解放され、とても嬉しそうです。幸せな再会に胸が熱くなりますね。