義足を拒むワンちゃん
ケガや病気などで足を失った人にとって、義足はとても助かるものでしょう。義足によって歩き心地や着け心地は全然違うようで、その人に合わせた義足が作られます。
四つ足で歩く動物の場合、一本の足を失っても上手に歩く子はいますが、やはり四つの足で元気に走り回りたいはず。今は、動物専門の義足を作る職人さんもいます。
10歳のゴールデンレトリーバーのサニーは、腫瘍が原因で左前の足先を切断しました。ご飯も食べられるし元気そうですが、やはりスムーズには歩けないようです。
最初の義足は大型犬を支えるには耐えきれず、壊れてしまったそうです。そこで飼い主さんが打った次の手とは?
手作りの義足
義足の先に付いているものに、ナイキのマークが見えます。これはなんと、飼い主さんが履いていたお気に入りのテニスシューズだったものです。
シューズのかかと部分を切って、義足に付けたのですね。ナイキの義足を着けたサニーちゃんは、雪の中を嬉しそうにはしゃいでいます。
歩きにくい雪道も、硬いアスファルトの上も平気そうです。サニーちゃんに手作りの義足がピッタリ合ったようですね。
ナイキの技術は犬にも通用するのだと驚きですが、それ以上に飼い主さんの優しさと愛情がサニーちゃんに伝わったのでしょう。飼い主さんのニオイがするナイキの義足で、楽しく歩き回って欲しいですね。