泣ける

自分の命を犠牲に5歳の妹を守った9歳の少女に救助隊員が送った手紙!

2016年にイタリアで発生した大地震の最中、

心が締め付けられるような切ない出来事がありました。

9歳の少女が自分の命と引き換えに守ったのは、5歳の妹でした。

瓦礫が降ってくる恐怖の最中、

小さい体で妹の命を守りきった切ない実話をご紹介します。

9歳の姉の行動

大地震がイタリアを襲い、

多くの人々が恐怖や不安にさらされていた2016年8月25日。

地震発生から16時間が経過した頃、

レスキュー隊の決死の救助が行われていました。

瓦礫の山をかき分けていくと、

隊員は小さな女の子2人を発見して救助しました。

1人は心肺停止状態で、1人はほぼ無傷でした。


2人は姉妹で姉は9歳のジュリアちゃん、

妹は5歳のジョルジャちゃん。

妹のジョルジャちゃんは、

奇跡的に大きなけがもなく助け出されました。

それは姉のジュリアちゃんが、

小さい体で降ってくる瓦礫を受け止め、妹を助けたからでした。

発見した隊員たちは、

ジュリアちゃんがジョルジュちゃんに覆いかぶさるように、

息絶えているのをみて涙しました。

その光景は、隊員たちの目に焼き付いて心を締めつけました。



言葉が出ない切ない思い

自分が命の危険にさらされた時、

命を投げ打ってまで誰かを助けることができるでしょうか?

とっさに動くのは自己防衛の本能なのではないか、

と考えてしまいます。

ジュリアちゃんの様に、

9歳の女の子では理性を持って動くことは難しいでしょう。

大人でも、自己防衛に走ってしまうことは多いはずです。

それでも、自分自身も恐怖や瓦礫がぶつかる痛みに耐えながら、

妹を守り抜く姿は想像を絶します。

どんなに怖かったでしょうか?

どんなに痛かったでしょうか?

どんな言葉を綴っても伝えきれない切なさが残ります。

救助に当たったレスキュー隊員は、

国葬でジュリアちゃんに手紙を送りました。

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以下、手紙の内容です。

小さなお嬢さんへ

君を瓦礫の中から助け出すことが私たちには精一杯で、

発見するのが遅くなってしまったことを、

どうか許してほしい。

君を見つけた時、

君の呼吸はもう止まっていたんだ。

でも、私たちができる限りのことをしたことだけは知っていて欲しい。

君は、天使になって空から僕らを見守っていてくれているだろう。

そして、夜には輝く星になるんだね。

さようなら、ジュリア。

君が僕のことを知らなくても、僕は君を愛しているよ。

私たちもジュリアちゃんのことを忘れずにいたいですね。

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