オポッサムの親代わりとなったのは…
オポッサムという動物をご存知ですか?カンガルーやコアラと同じ、母親のお腹の袋で育てられる有袋類です。産まれたばかりの、ポンチョという名前のオポッサムは母親を事故で亡くしてしまいました。
有袋類にとって、母親の存在はとても重要です。そんなポンチョが保護先で出会ったのは、ジャーマンシェパードという犬種の「ハンツ」という犬でした。
ジャーマンシェパードは軍用犬や警察犬などで活躍している犬種で、非常に強い忠誠心を持っています。幼少期からきちんと教育を受けていれば良いのですが、そうでないと支配欲が強く攻撃的で危険な性格になってしまうそうです。
ハンツはポンチョのことを、とても可愛がってくれました。いつしか背中に乗せてお散歩するようになり、お母さん代わりになっています。
種族を超えた親子の絆
ハンツとポンチョの、本物の親子のような仲睦まじい様子はいかがでしたか?オポッサムは本来お腹の袋で育てられた後、お母さんの背中に乗って過ごすそうです。
本能的に背中にしっかりしがみつき、安心した様子を見せていますね。手のひらサイズだったポンチョも、日を追うごとにすっかり大人の姿に成長しました。
それでもハンツの背中にしがみつき、お散歩しています。ハンツもポンチョも、お互いのことを思い合っているのがよく伝わりますね。
保護された者同士、種族を越えて育まれた親子の絆に胸が熱くなります。これからもずっと、親子一緒に暮らせるといいですね!