小鳥はもう手遅れ?
たとえ違う種類だとしても、動物同士ならお互いの生死を本能的に感じることができるのでしょうか?人間が見ると「もう生きていない」と思ったとしても・・・。
なぜそんなふうに思ったのかというと、この動画を見たからです。雪がたくさん積もった庭で、愛犬を遊ばせていたときの出来事です。雪の上に転がる黒い塊を気にしているワンちゃん。
この塊は、雪にまみれた鳥でした。まったく動かないし、冷え切った雪の中ですからさすがにもう凍死していると誰しもが思うはず。人間ならこのまま放っておくでしょう。
飼い主さんもそう判断し、ワンちゃんを抱っこして連れて行きました。ですが、ワンちゃん以外にも抱っこしていたものが・・・。
見捨てなかった愛犬
保護した鳥にドライヤーを向けています。「ともかく温めなければ」と思ったからでしょう。確かにこんな時、自分ならどうして良いのか悩みます。低い温度にし、ゆっくり温めたそうです。
画面が切り替わると鳥は回復し、雪の中で立ち上がっていました。さらにドライヤーをあてると、鳥は「ここも」というように背中を向けて翼を広げます。羽毛が乾いてきたのがわかります。
鳥も何だか気持ちよさそうです。顔をちょこちょこと動かし、とうとう飛び立っていきました。一瞬ワンちゃんの姿も映ったのですが、きっと心配で見守っていたのでしょう。
動画では数分ほどですが、なんと2時間もドライヤーで温めていたそうです。あのままワンちゃんも飼い主さんも見捨てていたら、間違いなく絶命しています。こんな奇跡があるのですね。