肢体不自由の体障害者を対象とした、
世界最高峰の障害者スポーツ大会であるパラリンピック。
陸上の日本代表である中西麻耶選手は義足でありながら、
走り幅跳びと100メートル走で日本のみならず、
アジアでもトップクラスの記録を持つトップアスリートです。
リオ五輪での走り幅跳びは4位でした。
昨日は4位に終わりました。大ちゃんが成し遂げられなかった世界1高い場所に連れていってあげたかった。ごめんね、大ちゃん😫💦もう4年頑張らさせてm(__)m絶対に私が1番高いお立ち台に大ちゃん連れていってあげるから😤👍 pic.twitter.com/bD5Cit2G5C
— Maya Nakanishi/中西麻耶 (@MayaNakanishi) 2016年9月10日
メダルを獲得するにはあと一歩届きませんでしたが、
中西選手は悪くなかった試合だと語っていました。
2020年の東京パラリンピックで金メダルを獲得する事を目標として、
これからはもっと頑張るようにしたいと胸を張ります。
そんな美貌と実力を備えた中西選手に、
男女問わず大ファンになった人が続出しています。
心の強い女選手
大阪府出身の中西麻耶選手はソフトテニスの選手として、
全国高等学校総合体育大会(インターハイ)及び、
国民体育大会(国体)に出場した事があります。
高校卒業後は地元「チャレンジ!おおいた国体」への出場を目指していました。
2006年9月に事故で右足の膝から下を切断され、
義足装具士の臼井二美男さんとの出会いで2007年10月に
早くも100メートル走と200メートル走で日本記録を樹立しました。
そんな彼女を見て凄いと思う人がどんどん増え始めます。
彼女の勇姿に思わず目を奪われてしまいます。
枯れた大地に咲く花
順調に頂点を上り詰めていく彼女でしたが、
その経緯は想像以上につらいものでした。
ロンドンパラリンピックの出場を目指した中西さんは、
遠征費のために資金を調達しなければならなくなりました。
2011年の世界選手権には出場することができず、
資金捻出のために自分のセミヌードカレンダーを発売したりもしました。
経験を無駄にしたくないという一心で資金を調達した結果、
なんとかロンドンパラリンピックまでに間に合いました。
何事に対しても最後まで諦めない彼女の強さに脱帽せざるを得ないですね。
どんなに厳しい環境の中でも常に前向きで闘い続ける彼女の姿に、
人々の共感を徐々に寄せられてきます。
可愛すぎる一人と一匹
そんな中西さんでも実はオシャレが好きでお茶目な所もあります。
プライベートに着るドレスや、
自撮りする時の表情も可愛いらしくてたまりません。
そして彼女が今一番好きなものと言えば、
恐らく彼女の「息子」に違いありません。
中西さんのツイッターで度々登場するのは、
彼女が溺愛しているペットのリスの写真です。
息子と呼ぶほど可愛がられたリスを見ていると、
愛らしい姿が可愛すぎて多くのファンはまたしても虜にされてしまいます。
息子、溺愛しております(笑) pic.twitter.com/euki6WtCE7
— Maya Nakanishi/中西麻耶 (@MayaNakanishi) 2016年8月3日
走る。マヤ pic.twitter.com/tnRgWXDgzT
— Maya Nakanishi/中西麻耶 (@MayaNakanishi) 2016年2月24日
自信に満ちた美しい走る姿に、
彼女が義足である事を忘れてしまいそうです。
今回のリオ五輪では残念ながらメダルを獲得できませんでしたが、
東京パラリンピックでは目標の金メダルを獲得するように祈ります。
これからも彼女の活躍に注目したいですね。