今や世界各国に店舗を拡大している『スターバックス』。
日本にも熱狂的なファンがいるほどリピーターも多く、
コーヒーの美味しさはもちろんですが、
スタッフの接客が良いのも魅力のひとつとされています。
そんなスターバックスに週3回のペースで通う、
アメリカのバージニア州リーズバーグで暮らしているIbbyさん。
彼は聴覚に障害をもつ人であり、
注文時はスマートフォンに文章を打ち込み、
それをスタッフに見せて注文などを行っていました。
ある日、いつものようにスタバを訪れたIbbyさん。
注文をしようとスマートフォンを取り出したときの事です。
1人の女性スタッフが、Ibbyさんに1枚のメモを渡しました。
すべてはお客様のために…
「あなたがほかのお客さんと同じように過ごせるよう、手話(ASL)を習っています。」
メモの内容にびっくりしたIbbyさん。
顔をあげるとメモを渡してきた女性スタッフが、
「ご注文はお決まりですか?」
と手話を使って尋ねてくれたのです。
頻繁に来店してくれるIbbyさんの耳が、
不自由な事を知っていた女性スタッフ。
んと彼女は誰に言われるでもなく自ら独学で手話を勉強し、
Ibbyさんとコミュニケーションをとろうとしてくれたようです。
このことに対してIbbyさんは、
「私の耳が悪いということを知って、私の為に手話を勉強してくれるなんて・・・。信じられない!」
と手話をしてくれたことに驚き、
それ以上に感激したと語っています。
本当のホスピタリティ
スターバックスの社訓の中に、
「顧客が心から満足するサービスを提供する」
といった内容があります。
お店に訪れるお客さんに、は色んな人がいると思います。
そのお客さん一人一人に満足してもらえるサービスというのは、
なかなか難しいことでしょう。
この女性の細やかな気配りと行動により、
Ibbyさんはとても満足したようですし、
私たちまで心が温まりましたよね。
本当のホスピテリティとはなにか。
人を思いやることの大切さと感動を、
この女性スタッフから教えてもらえたような気がします。