ラフェル・ナダル選手はグランドスラム優勝回数歴代2位(14回)、
史上2人目となるキャリアゴールデンスラム達成、
さらに全仏オープン最多優勝・
最長連覇記録を保持するテニス史上屈指の選手です。
2016年9月25日の試合。
サーブを打とうとするナダル選手が試合中にも関わらず、
プレーを中断しました。
彼がプレーを中断した理由とは、何なのでしょうか?
この時ナダル選手は、「紳士的な行動を魅せた」と話題になっているようです。
試合中断の理由
2016年9月25日に行われた、スペインのマヨルカにある
「ナダル・アカデミー」でテニス界のレジェンドであり、
悪童という異名を持つジョン・マッケンロー選手を迎えて行われた、
エキシビションマッチでのことです。
サーブを打とうとするナダル選手。
しかし突如観客席に視線を向け、
試合中にも関わらずプレーを中断します。
「どうして?なぜ中断!?」
と誰しもが思ったことでしょう・・・。
会場のお客さんもざわつくはず・・・ 。
突然の中断に、ナダル選手の視線を追うマッケンロー選手。
すると彼らの視線の先には、取り乱す女性の姿がありました。
実はこの女性、一緒に会場に来た幼い娘を見失ってしまい、
警備員に「娘を探して欲しい!」と助けを求めていたのでした。
プレー中のナダル選手は、
この会場の中で起きた異変に気づいた為、試合を中断したのでした。
試合を中断し、
会場のお客さんが一丸となって娘さん探しをすることに!
滅多にない光景で、普通では考えられない行動です。
紳士的な行動とマッケンローの涙
これだけの観客。
本来なら会場が賑わい、なかなか見つからない迷子探し。
しかしプレーを中断してまで行われた迷子探しの結果、
すぐに別の警備員が娘さんを発見!
母親の顔を見て安心したのか、泣き出す娘さん。
その姿にマッケンロー選手は・・・。
涙したマッケンロー選手は目頭を押さえるパフォーマンスで周囲を沸かせました。
ナダル選手が会場の異変に気付いたおかげで、
迷子探しはすぐに終わり安心しました。
悪童と呼ばれるマッケンロー選手も、涙する理由がわかりましたね!
ちなみにこの試合は、
茶化したマッケンロー選手をナダル選手があっという間にやっつけたそうです。
ナダル選手の紳士的な行動による感動、
最終的には彼の圧勝。
なんとイケメンかつ素晴らしい選手なのでしょうか(笑)。
色々な意味で魅せられました。