よく大リーグを見ていると、
グローブを付けている観客を見る事があります。
お客さんは飛んでくるボールを目当てに構えて、
我先にとボールをキャッチして嬉しそうにしていますね。
ところが、それがバットの場合はどうでしょう。
バットもたまに飛んでくるでしょうが、
そうそう観客席にまで飛んでこないと思います。
もし飛んできても誰もそれをキャッチしようとはせず、
まずは逃げるでしょう。
ところが、アメリカで反射的にある行動をしたパパがいます。
それが飛んできた!
アメリカのフロリダ州で、
ピッツバーグ・パイレーツ対アトランタ・ブレーブスの試合が行われました。
日本のプロ野球界も最近は地域性が強いですが、
アメリカはチーム名の前に地域名が付けられていますから、
それは地元の熱心なファンは楽しみに観戦していたと思います。
ところが試合中、バッターの選手がスイングをしていて手がすべり、
バットが勢い余ってスタンドまで飛んで来たのです。
まさかスイング中のバットが、
自分のところに飛んでくるなんて誰も思いません。
観客がバットをさけて屈んでいくその先に、
お父さんと観戦に来ていた少年がいました。
少年は携帯のゲームに夢中になり、
飛んでくるバットに気がつきません。
これは少年が、
「何かおきたの?」と顔を上げた瞬間でしょうか?
横にいたお父さんが、
反射的に子どもを守ろうと手を出しています。
お父さんの口は真一文字、
まるで息子を守る武士のようです。
パパは偉大!
とっさに差し出されたお父さんの腕にバットが当たり、
少年の後ろへと落下していきます。
そしてお父さんは痛がる顔をするわけでもなく、
たくましい腕をためらうことなく伸ばしていますね。
また、息子のほうを見ないでどこを見ているのでしょうか?
多分、選手の方を見ているのでは?
「危ないぞ!バットはしっかり握って振れ!」
と怒っているようにも感じます。
これぞ家族を守るお父さん、
という感じの方ですね。
父親の鑑を見ているようです。
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守られた少年はこのカッコイイパパのことを尊敬し、
誇りに思っているでしょう。
そして今度から球場に来たときは、
携帯ゲームは控えるのではないでしょうか?