畑で指輪を…
今回のエピソードのテーマは結婚指輪です。
ドイツ在住の82歳になる男性。
彼は3年前に長年連れ添った妻との結婚の証しである、
結婚指輪を失くしてしまいました。
82歳という年齢を考え、
おそらく指が以前より細くなっていたのでしょう。
しかも失くした場所は畑。
畑作業中に失くしてしまったのですが、
場所が場所だけに見つけるのは困難でした。
男性は妻に正直に指輪を失くしてしまったと告げました。
すると妻は『必ず見つかるわよ』と一言。
そうは言うものの、失くしたのは畑です。
土の中から小さな指輪を見つけるなんて、
そう簡単なことではありません。
ヘンテコな形の人参
その後、残念な事に妻は先にこの世を去りました。
しかし亡くなる直前まで、
「指輪は見つかるわよ」と男性に告げていたそうです。
さて、妻との思い出の結婚指輪は見つかるのでしょうか?
結婚指輪を失くしてから3年の月日が流れました。
妻は先立ち、男性は1人畑で作業をしていました。
そして人参を収穫した時になんともイビツな形をした人参を見つけ、
男性は思わず目を見張りました。
そうです。
畑で失くした結婚指輪を人参がはめていたのです!
土の中で失くしたとはいえ、
まさか育った人参にはまった状態で、
失くした指輪が見つかるなんて奇跡的ですよね。
指輪をはめている人参なんて初めて見ました。(笑)
妻からの贈り物?
奇跡的に見つかった結婚指輪。
男性が見つかったことをまず初めに伝えたかったのは、
奥様だったはず。
しかし、残念な事に奥様はすでに他界されています。
ですがもしかすると、
指輪が見つかったのは奥様からのプレゼントだったのかもしれません。
奥様は生前、
「指輪は必ず見つかる!」
と確信を持っているかのように言っていたのですから。
結婚指輪だけでなく、
妻までも亡くしてしまったご主人への贈り物、
だったのかもしれませんね。
これでもう、
この男性が大切な結婚指輪を失くすことは一生ないでしょう。