世界に数多くいるサッカー選手の中でも、
ひときわ人気を集めている選手と言えば、
クリスティアーノ・ロナウド選手でしょう。
日本では「クリロナ」という愛称で親しまれていますね。
完璧なルックス、
そして慈善活動にも積極的なその姿勢は、
世界中で人気を博しています。
そんなC・ロナウド選手の優しい対応にが、
大変話題となりました。
少年の拙いポルトガル語
2014年7月、
美容機器メーカーの広告PRで来日したロナウド選手。
その時に東京で行われたイベンド中、
1人の少年から質問される場面がありました。
少年は聞きたい事をメモに書いておき、
それを読み上げて質問していたのですが、
そのたどたどしい姿に会場から笑い声が漏れてきました。
C.ロナウドにポルトガル語で質問する日本の少年。カタカナで書いてきたであろうメモをたどたどしく読み上げる姿に、会場は大人たちの笑いで包まれる。その中、彼だけが笑わず人々に「何故笑うんだい?」と問いかける。"神対応"という言葉では表現しきれない、夢を与えられる人間の崇高さを感じた。 pic.twitter.com/ALQKTXD4Ay
— 台湾人 (@Taiwanjin) December 3, 2016
「どうしたら夢を叶えられるかアドバイスが欲しい」というポルトガル語を調べ、自分の言葉で伝える少年を、大人たち(彼らの大半はポルトガル語を全く理解できないであろう)が笑う謂れは無い。通訳から皆が笑っている理由を聞いた彼の表情の変化と言動。ハッとさせられました。
— 台湾人 (@Taiwanjin) December 3, 2016
最近の日本人にはこういう「敬意」を持つ感性が薄れていると思う。見た目、動き、うわべのちょっとしたことでもおかしいと嘲笑の対象としてしまう。仕方のない障害のある方相手でも撮影までして、嘲笑の対象としてしまう。
— 七草堂ひろきち (@nanakusado) December 3, 2016
ぎこちないポルトガル語でも、相手に敬意を表し相手の母国語で質問する。
それに対してロナウドは真摯(紳士)な態度で聞く。
どこにも笑う所は無いと思うのですけどね……— もぐらP (@koubemogura) December 3, 2016
公の席で母国語以外の言葉で著名人に質問をするということは、極度に緊張し、困難なことであったでしょう。
しかし、少年があえて実行したのは、敬意を示すために他なりません。
そのことを理解しているロナウドと、うわべだけ見て笑いの対象にしている大人達の対比が悲しい。— 日刊法律ニュース+α (@LEGAL_NEWS_Jpn) December 4, 2016
そんな中ロナウド選手は少年に対し、
とても優しい対応を見せてくれました。
最初から少年を笑う事なく、
真剣に少年の話を聞こうとしていました。
そして少年を笑った記者たちに
「何故笑うのか?」と問いかけ、
とても上手なポルトガル語だと少年を褒めました。
この誠実姿は本当にカッコ良すぎますね。
称賛の声
彼の「神対応」に対して、
ネット上ではたくさんの称賛の声が寄せられました。
少年は
「どうしたら夢を叶えられるかアドバイスが欲しい」
という質問を、
ポルトガル語でどう言うのか自分で調べました。
少年がなぜあえてポルトガル語を話したのか?
それはロナウド選手に対する、
尊敬の気持ちがあるからなのではないでしょうか?
皆が笑う理由を通訳から教えられた途端の、
ロナウド選手の表情の変化から見ると、
彼は本気で怒っていたではないのかと思います。
会場で笑い声が漏れたのは、
少年の事を微笑ましいと思っているだけかもしれませんが、
その行為によって少年の心を傷つけてしまう恐れもあります。
あなたはどう思いますか?