ライオンといえば、
多くの人は百獣の王としての姿を思い浮かべ、
どこか危険で恐ろしい動物だと思ってしまいがちでしょう。
とあるライオンが、ネット上などで話題になりました。
なんとそのライオンは父親に殺されかけたところを、
フリッキーさんという男性に保護されたというのです。
ザイオンとフリッキーさん
南アフリカのとある場所に、
「ザイオン」と名付けられたライオンがいました。
彼は自分の父親に殺されてしまう恐れがあったため、
野生動物の保護をするフリッキーさんのもとで育てられてきました。
そのためザイオンは、
フリッキーさんの事を本当の父親だと思い、
ずっと彼の近くにいたそうです。
多くの人が持っているイメージとは裏腹に、
ライオンは小さな音に反応するほど繊細な動物です。
なのでフリッキーさんは、
ザイオンと散歩をするときには必ず裸足になるそうです。
ザイオンはフリッキーさんと共に成長していったので、
人間の事を傷つけることはしません。
なのでフリッキーさん以外の人が近づいてきても、
ザイオンは優しく振る舞うのことができるのです。
ライオンという動物
フリッキーさんはザイオンとの暮らしを通じ、
たくさんの経験をすることができたと言います。
これだけ近くでライオンと接し、
ライオンを学べる機会なんてなかなかないですよね。
またフリッキーさんは、
ライオンは一括りに説明できるほど、
単純な動物ではないと言います。
ライオンには人間と同じように心があり、
楽しい時には笑うこともあると言います。
確かに今までの私たちのイメージでは、
ライオンは危険というイメージが強すぎるのかもしれません。
野生のライオンは危険ですが、
一方でザイオンのような心優しいライオンもいることを、
忘れてはいけませんね。