車を運転する方は、
一度ぐらい経験があるのではないでしょうか?
「高速道路を走行中に、うっかり降りる出口を通過してしまった!」
そんな時、かなり焦ってしまいますよね。
とりあえず次の出口から降りて、
一般道に出てから高速道路に戻る方法が、
一般的に考えられますが、
この方法だとスムーズに目的地に到着した場合に比べ、
かなり時間もかかりますし、
何より高速料金が高く付いてしまいます。
一番怖いのは、
最近高齢者ドライバーに多い事例です。
高速道路での無理なUターン
『逆走』ではないでしょうか?
焦るあまりに逆走し、
死亡事故につながるケースも耳にすることがあります。
このように悲惨な事故を起こさないためにも、
『特別転回』という方法があるのです。
この制度を利用すると、
安全で追加料金もなく目的の出口に戻ることができるそうです。
特別転回の手順
この手順をご紹介してくださった方が、
プライベートで特別転回を体験してみたそうです。
降りる出口は東名高速道路の厚木ICだったそうですが、
その出口を通り過ぎてそのまま名古屋方面へと進んでしまいました。
手順1:次の出口で高速道路を降りる
無理なUターンは絶対にしてはいけません。
慌てずに次の出口(今回は秦野中井IC)まで進み、
そこで高速道路を降ります。
手順2:料金所で一般のゲートへ向かう
料金所のスタッフがいる
「一般」と書かれている緑のゲートに向かいます。
ETCを利用している方は、
カードを抜いておきましょう。
手順3:スタッフに告げる
料金所のスタッフの方に
「降りる出口を過ぎてしまいました。特別転回をしたいのですが」
と告げます。
そうすると通行券に、
「特別転回承認」という印を押してくれます。
ETCを利用している場合は、
ETCカードを渡すそうです。
手順4:案内図に従う
印を押してくれた後に、周辺の地図が渡されます。
その案内図を見て料金所へと戻っていきます。
案内図には、スムーズに料金所へ戻るルートが書かれています。
その通りに従うことで、
安全で素早く料金所へ戻ることが出来るそうです。
無事に戻ったら、
「一般」のゲートを通過して高速道路へと復帰できます。
そのまま予定の出口に向かいます。
注意点
スマートインターや有人ゲート
(一般ゲート)がない料金所では、
特別転回ができない場合もあります。
またICの構造上の問題でも、
できない場合があるので注意してください。
覚えておくと何かあったときに心強いですね。
しかしこの制度を利用することなく、
目的の出口で降りられるようにカーナビを参考にし、
同乗者にも声掛けをしておくなど、
通り過ぎないように安全運転で走行して下さい。