非番の日に
Asamin(@Takuma_ohio)さんは、
航空自衛隊の一員として働いている自衛官です。
そのAsaminさんがある日に遭遇した出来事を、
Twitterに公開して話題になりました。
投稿者さんは休日に実家へ帰省するため、
東京駅構内を歩いていました。
すると、その途中でケガ人を見つけます。
頭から血を流しているらしく、
早急に手当てが必要な状況です。
そこで投稿者さんは持っていた荷物の中に、
クライミング用品を偶然入れていたことを思い出します。
旅行や登山へ行く時は、
医療用バッグをいつも携行しているのです。
投稿者さんは早速手袋を着用してから、
ケガ人の応急処置を行いました。
この後駆け付けた救急隊員からもらったあるものに、
投稿者さんは驚きます。
小さなカード
救急隊員が現場にやってきたため、
投稿者さんはその後のケガ人の対応をお任せしたそうです。
救急隊員とたまたまそこにいた非番の警察官と、
「お疲れさまです!」と少しだけ会話をしました。
その際に救急隊員から小さなカードをもらいます。
このカードには、
「勇気ある行動に、心から感謝申し上げます」
と書かれており、
応急処置を行なった人に渡すものだそうです。
東京駅で頭から血流してる怪我人がいて、たまたま医療バッグ持ってたから対応したら、後から到着した救急隊員のからこんなカード頂いた(*´꒳`*)
てか、現場に居合わせた通行人の方非番の警察官だった!非番の警察官と我々非番の自衛官が居合わせる現場って何これ(。・ω・。) pic.twitter.com/87SS8cQEW1— Asamin (@TARJ_ohio) August 10, 2018
カードの裏側には救護を行なった人に対して、
さまざまなサポートを行う窓口の連絡先が記載されていました。
サポート内容は救護に関連する確認や、
精神面でトラウマなどが残った場合のフォローなどが挙げられます。
応急処置をする側のことまで、
しっかり考えられているカードですね。
ネットの反応
投稿者さんは今回の一件を、
「当たり前のことをしただけ」と前置きしつつも、
たくさんの人たちに手助けの輪が広がってほしい、
と語っています。
この優しさあふれるエピソードに対し、
数多くの人たちから称賛のコメントが寄せられました。
・勇気ある行動に感謝します!
・なんて素晴らしい話なんだろう
・このカードは画期的ですね!
「当たり前」というのは簡単ですが、
投稿者さんのように実際に行動に移すのは、
かなりの勇気が必要です。
投稿者さんが迅速に適切な対応をとれたのは、
日々の訓練と行動力、そして優しさあってのことでしょう。
応急処置に必要な道具がなくても、
救急車を呼ぶなど困っている人を助ける方法は、
いくらでもあります。
私たちも協力し合って、
「手助けの輪」を広げていきたいですね。