北海道日本ハムファイターズ
2003年、北海道民のほとんどが巨人ファンという中で、
パーリーグの「日本ハムファイターズ」が北海道に本拠地を置きます。
「日ハム?」という道民の戸惑いは瞬く間に消え失せ、
新庄剛志選手の圧倒的なパフォーマンスに引き寄せられ、
チームの中心となる稲葉篤紀選手からは
「稲葉ジャンプ」と呼ばれる現象まで巻き起こすほどになりました。
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北海道に移転してからのリーグ優勝は5回、
日本一は2回になる日ハムの成績をみると、
多くのファンに支えられた、
地域密着型のチームと言えるのではないでしょうか?
そんな中で2018年3月31日、
本拠地の札幌ドームである方の引退式が行われました。
主役はグラウンドキーパー
引退式といえばチームに関わった選手や監督、
コーチを思い浮かべてしまいますが、
この日に行われたのは、
グラウンドキーパーの工藤悦子さんです。
グラウンドキーパーとは、
グラウンドを良い状態に保つ整備員のことです。
工藤さんは日ハムが本拠地を札幌ドームに移転する前から、
グラウンド整備に携わってきた熟練の整備員さんです。
5回の裏が終了し、
工藤さんは1塁ベース付近の整備に向かいましたが、
上を見上げたまま呆然と立ち尽くしています。
工藤さんの周囲には、
カメラマンがウロウロしています。
実は工藤さんは、
2018年で退職するそうです。
そのため日ハム側が、
サプライズを用意していました。
工藤さんが見上げる先には、
選手からのビデオメッセージが送られていたのです。
素敵なお返し
ドームのスクリーンには、
矢野謙次外野手と田中賢介内野手の姿が!
2人はそれぞれ、
工藤さんにメッセージを送ります。
矢野選手「工藤さんに会うことは、楽しみの1つでもありました」
田中選手「俺たちを支えてくれて、本当にありがとうございました」
工藤さんへの感謝のメッセージが送られ、
最後に栗山英樹監督から花束が贈られました。
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野球は1人では出来ない競技です。
選手を支えるため、
グランドキーパーを含めてたくさんの方が支えているからこそ、
満足できるプレイができるのではないでしょうか?
選手とファンからたくさんの拍手が送られた工藤さん。
素敵な一幕ですね。