2週間も行方不明の愛猫
動物は、縄張りを持つ習性があります。
その習性は家猫にもありますが、
特に外へ自由に出入りしている猫には、
飼い主さんの知らない彼らの世界があるものです。
メス猫の縄張りは範囲が狭いと言われていますが、
1匹でさすらうオス猫の行動範囲は広く、
飼い猫でも1週間~1ヶ月帰らないこともあります。
Twitterユーザーである向井恭介さんの愛猫「マメちゃん」も、
猫旅に出て2週間経っても帰って来ませんでした。
外は自由で気軽そうに見えますが、
交通事故など危険に溢れています。
マメちゃんを心配していた向井さんは、
ある日Twitterで話題になっている投稿を目にしました。
それは、
「猫が脱走した時、近所の野良猫に『うちの子を見かけたら、帰ってくるように伝えてね』というと帰ってくる!」
という内容のツイートです。
そこで向井さんは、
近所にいる野良猫のボス
「オッサン」にお願いしてみたのです。
さて向井さんの願いをボス猫は、
聞き届けてくれるのでしょうか?
野良のボス猫に相談
以前にも家出をしたマメちゃんは、
1週間ほどで帰って来たとのこと。
しかし、今回は2週間目に突入。
Twitterの投稿をたよりに、
向井さんの裏庭を縄張りにしているオッサンに声をかけました。
「なあオッサン。うちのマメちゃん長いこと戻らないけど、帰ってくるように言っといてくれない?」
実はオッサンは、マメちゃんのお父さんなのです。
向井さんにはまったく懐いていませんが、
ご飯だけは食べにくるとのこと。
お願いをしてもそっぽを向いているオッサンでしたが、
3回目には向井さんの目をじっと見つめたそうです。
チャンスとばかりにお礼のキャットフードを与えると、
オッサンは少しだけ食べてどこかへ行ってしまいました。
その姿に向井さんは、仕事をしてくれると感じたそうです。
オッサンの姿に謎の確信を得た向井さん。
職場に向かう前に、
家族にマメちゃんの帰還宣言をします。
人語を理解?
「今日、マメが帰ってくるから気を付けて見ておいて」
オッサンにお願いをして約2時間が過ぎた頃、
向井さんに家族からのメールが届いたのです!
オッサンの鳴き声が聞こえたかと思うと、
違う声が混ざり始めたとのこと。
そこで「まさか、マメが帰ってきた?」
と窓を開けると、
そこにマメちゃんの姿があったそうです!
この出来事を納得した向井さん。
スゲ〜〜
Twitterでノラのボス猫に伝言を頼むとネコが帰って来る、ていうのを見かけて、ちょうどウチの猫が二週間家出状態だったので、ノラのボス猫(実はウチの猫の父ちゃん)に夕方お願いしたら、その日のうちに帰ってきた!猫は人語を理解してる
ボス猫に伝言を頼むと聞いてくれるこれ事実‼️ pic.twitter.com/qh18kFvYGC
— 向井 恭介 (@hatsurist) July 24, 2018
「ウチの子帰ってきた!お腹ぺったんこ」
ボス猫のオッサンは、
いつもお世話になっている向井さんの願い、
と聞き届けたようですね。
まるでおとぎ話のような世界が、
現実にあるようですね。
向井さんの投稿に驚きのコメントと、
似た体験をされた方々からコメントが寄せられました。
・猫がいなくなり、母猫に泣きながらお願いしたら次の日の朝に母子で帰ってたことがあります
・ボス猫が分からず、会う猫みんなに伝言を頼んだら、愛猫が3日後に帰ってきました
・弟猫に『ご飯だから呼んできて』というと、兄猫を連れて帰ってきますよ!
ボス猫に限らず、
母猫や猫どうしの伝言板もあるようです。
もし愛猫が行方不明になった時は、
近所の猫に頼むのが一番のようです。
その際は、感謝の気持ちを忘れないように!