とんでもない鯛
皆さんはお店で購入した食品に、
驚いたことはありませんか?
食べてみたらおもっていた味と違った、
買った後で希望の商品と違うことに気付いたなど、
人によって様々なエピソードがあるでしょう。
しかし中には信じられないような、
驚きの食品を引き当てた例もあるようです。
@johnnie_btsさんは、
「刺身やあら汁にしよう」
とお店で鯛を購入しました。
自宅ですぐに鯛をさばいてみたのですが、
じょにぃさんはそれが
「とんでもない鯛」であることに気付きます。
鳴門骨
さばいて露わになった鯛の骨に、
変なコブがついていました。
これがとんでもない鯛という証明です。
知識不足の人は「病気にかかってる?」と思いそうですが、
それは「鳴門骨(なるとぼね)」と言います。
鳴門骨と呼ばれているコブは、
美味しい鯛であることを証明する貴重な特徴です。
コブのように盛り上がっている鯛の骨は非常に珍しく、
「鯛の骨が激流を泳ぐうちに折れ、再生して太くなった」
と言われています。
買った鯛が解体してびっくり鳴門骨の持ち主。聞いてはいたけど初めてみました鳴門骨。鯛の中でも凄まじい激流の中で生き抜き疲労骨折して尚頑張った選ばれし勇者の証らしいので、その激動の鯛生を讃えつつ行き着く先は刺身とあら汁鯛茶漬けです。うめぇ。 pic.twitter.com/AvKAI2f4ox
— じょにぃ (@o_johnnie_o) June 23, 2018
この特徴を持つ鯛は養殖されたものには見られず、
天然物のみに見られます。
鳴門骨を持つ鯛は、
見た目から判別するのは難しいそうです。
さばくより他ありません。
珍しいとされているだけに、
ちょっともったいない気もしますが、
美味しく食べられたようで何よりです。
幸運
このツイートに対し、
「うらやましい!」「死ぬまでに一度食べてみたい」など、
羨望のコメントが数多く寄せられていました。
それほどまでに貴重な鯛ということなのでしょう。
鳴門骨は天然物の鯛だけが持つ特徴であるため、
その多くは料亭などに卸す高級な鯛に混ざっています。
したがって一般人が日常的に使用する、
スーパーなどの魚コーナーで並んでいる物の中には、
ほとんど入っていないとされています。
鳴門骨を持つ鯛を釣ると言うことは間々あるとされるので、
スーパーなどで探すよりは現実的な方法と言えるでしょう。
かなり貴重な鯛であることに違いはないので、
釣りではなく購入したことで得られたというのは凄い偶然です。