PTSDを患った猫嫌い
救急隊員として働いていた男性は、
数ヶ月前にPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されました。
この障害について、男性は次のように語ります。
「私は毎晩のように悪夢にうなされ、夢の中では何かに追われて運転をしていました。」
救急隊員の男性は仕事柄、
衝撃的な現場で人の命を救ってきました。
また、
命を救えなかった時のショックも大きいとのこと。
そんな心の病に苦しんでいる時に、
1匹の子猫と出会うことになります。
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悪夢から逃れるため、
お酒に依存するようになった男性は、
症状が悪化する一方でした。
そんな中友人のパーティーで、
子猫の里親にならないかと声を掛けられます。
場の雰囲気と気分が高揚しているせいもあり、
猫嫌いでありながら子猫を引き取ることに、
同意してしまいました。
猫嫌いで飼ったこともない男性ですが、
一体どうなってしまうのでしょう?
シロ
パーティー会場で気軽に猫を飼う約束をした男性は、
翌朝かかって来た電話の指示である家に訪れ、
生後8週間の子猫を引き取りました。
「私はこの子を幸せにする責任がある」
と思いながら帰宅し、
子猫に『シロ』と名付けました。
子猫の世話がわからない男性は、
ペット用品店に子猫を連れて行き、
お店のスタッフに手伝ってもらいながら、
必要な物をそろえました。
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シロには小さな部屋が用意され、疑問が起こるたびにインターネットで情報を収集します。
猫との触れ合いに関して、男性は次のように語っています。
「シロが昼寝をするまで部屋の隅で見ていましたが、私はそのまま眠ってしまいました。起きた時、シロが私の首の周りでカールをしていたのです。猫アレルギーを心配していましたが、不思議なことに反応が出なかったのです。」
心の安らぎ
子猫と過ごす生活の中で彼の成長と共に、
心に喜びを感じるようになった男性は、
シロが最高のパートナーとなりました。
男性の傷ついた心も、
自然に癒されていったそうです。
シロとの出会いで猫好きになった男性は、
心の病について次のように語りました。
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「もし、あなたがPTSDやうつ病で苦しんでいたら、ぜひ猫と一緒に暮らして下さい。彼らはあなたの心に安らぎを与えてくれます。猫たちがどれだけ人間の心を癒してくれるかを、周りで苦しんでいる人がいたら伝えてあげて下さい。」
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子どもの頃から猫が嫌いだった男性は、
猫によって人生が救われました。
今では最愛のシロと、
充実した毎日を送っているそうです。