初めての抱っこ
子猫の「カシュー」が保護されたのは生後2週半の時で、
捨てられていたところを拾ったそうです。
カシューが保護されたばかりの時は全身が汚れており、
ノミも大量にくっついていました。
しかも右目には問題を抱えているなど、
不安な要素がたくさんあったのです。
保護された日の夜、
不安からくる寂しさでカシューは延々と鳴き続けました。
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しかし、
飼い主さんが安心させるかのようにギュッと抱きしめたところ、
カシューはすぐに鳴き止みました。
それを見た飼い主さんはカシューが安心して眠れるように、
ずっとそのままの状態でいたそうです。
するとカシューはそれ以来、
ハグをする癖がついてしまいました。
カシューのハグ癖
まず飼い主さんが、
テディーベアをカシューちゃんに近づけたところ、
嬉しそうにハグをしました。
カシューが行う愛情表現は、
「ハグ」なのです。
カシューがくつろぐ時にする行動は、
飼い主さんの膝の上で横になることではありません。
飼い主さんの胸のあたりまで来て、
ハグをすることなのです。
そこからさらに耳たぶや鼻を舐めるなど、
愛情表現が続きます。
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カシューはその間、
ずっと気持ちよさそうに喉を鳴らしたりして、
ご機嫌な様子なのだそうです。
またお昼寝をする時は、
飼い主さんの胸の上に必ず乗って、
首のところに自分の頭をすりつけます。
どうやら保護された日の夜、
飼い主さんにハグをしてもらったことが、
相当嬉しかったようです。
ハグの日々
飼い主さんの首を一通りスリスリして満足した後は、
飼い主さんの腕の中で気持ちよさそうに眠ります。
身体を丸くしている姿は可愛らしいですが、
ずっとこのままの体勢でいると、
飼い主さんの腕が疲れてしまいそうですね。
しかしカシューを保護した日の夜に、
一晩中抱きしめ続けた飼い主さんなら、
そんなことはまったく気にならないのでしょう。
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発見された時に全身が汚れていたということは、
ずっと外で独りぼっちだったということだと考えられます。
当然、誰かに抱きしめてもらったこともないのでしょう。
だから不安な時にハグで安心を与えられたことは、
カシューにとってとても幸福なことだったに違いありません。
これからもカシューと飼い主さんの日々は、
幸せなハグで満ちあふれていることでしょう。