老猫のオーラ
一昔前まで家猫の寿命は、
10歳程度と言われていましたが、
今では15年以上生きる猫も珍しくないとのこと。
猫の15歳は、人間では75歳にあたります。
そして猫も人間と同様に、
年齢を重ねるごとに耳も不自由になり、
毛の艶も悪くなります。
そのような老猫は長くなった寝る時間を、
ゆっくりと長年暮らしていた家で、
過ごしたいのではないでしょうか?
しかしとある事情で、
家族と離れなければならない老猫がいました。
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今回ご紹介する猫の名前は、
「オーラ」と言います。
1994年からシカゴでずっと家族と暮らしてきましたが、
1年前にシェルターに引き渡されたそうです。
この時のオーラは23歳、
人間に換算すると100歳を超える高齢猫でした。
超高齢のオーラは、
突然シェルターに預けられて困惑します。
高齢とあっては、
新しい里親さんを見つけるのも難しいでしょう。
オーラの里親探し
里親探しは困難と判断したシェルターのスタッフは、
オーラのことをすぐFacebookに投稿しました。
すると、あるボランティア団体から連絡が来たのです。
その団体は『Young at Heart Senior Pet Adoptions』。
年老いたペットを預かるボランティア団体です。
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オーラはこの団体に引き取られることになりました。
無機質なシェルターとは違い、
暖かなベッドが用意されて、
シニア用のフードも与えられました。
オーラは老齢の猫に発症しやすい病気
「尿路感染症」の治療を受けた後、
自然の豊かなサンクチュアリに移動することになりました。
そして、オーラが保護されて1年が過ぎました。
静かな老後
24歳になってもしっかり立っています。
24歳のお誕生日を盛大に祝ってもらいました。
自然豊かで居心地のよいサンクチュアリで、
オーラは毎日をゆっくり楽しんでいるそうです。
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オーラは毎日おいしそうにごはんを食べ、
好きなだけお昼寝し、
窓の近くでさえずる鳥とのおしゃべりを、
楽しみにしています。
24年の歳月を生きてきたオーラ、
快適な生活と愛情が与えられてよかったですね。
世界中のシニア猫が、
静かな晩年が過ごせますように願います。