ロンダさんとズーカ
アメリカのオレゴン州に住む、
ロンダさんは預かりボランティアをしており、
身寄りのない子猫を保護する活動に取り組んでいます。
今までに自分で育てた子猫の数は、
100匹以上にものぼります。
「たった1人で100匹も育てるのは難しいのでは?」
と思う方もいるでしょう。
しかしロンダさんには、
とても心強い味方がいるのです。
それは「ズーカ」と言う名前の、
12歳になる保護犬です。
ズーカは自分が母親となって子猫たちの世話をし、
ロンダさんを手伝ってくれているそうです。
愛情を注ぎ続ける理由
まずはズーカが子猫たちに寄り添っている姿を、
動画にてご覧ください。
映像を見れば、
子猫たちの彼女に対する信頼や、
彼女の持つ優しさなどが伝わってくるはずです。
ズーカが子猫のお世話をするようになった理由を、
ロンダさんは次のように語っています。
「ズーカは以前に、2度の別れを経験しています。1度目は自分の子どもが里親に引き取られていった時、そして2度目は先住猫であるスタウトが亡くなったときのことです。私の家で暮らすようになったズーカは常にスタウトの側にいたので、彼が亡くなった後は悲しみからふさぎ込んでいました。」
母親代わり
「私は彼女の元気が少しでも戻るようにと、ある日保護してきた子猫を側に置いてみたんです。すると、彼女は子猫達の側にゆっくりと近寄っていきました。それ以来、自分から子猫達のお世話をするようになったのです。」
ズーカは子猫たちの母親代わりとなって、
お世話を頑張っています。
おそらく以前につらい別れを経験したことで、
命や愛がどれだけ大事なものか、
痛感しているのかもしれません。
現在もロンダさんは、
身寄りの無い子猫たちを保護しているそうです。
これから先もズーカがいてくれれば、
救われていく命はたくさんいることでしょう。