避難所の寒さ
使っていない古いセーターを、
何着もしまい込んでいる人は意外と多いと思います。
そんなセーターの山で無駄に場所をとるよりも、
何かの役に立てた方が良いと思いませんか?
上手くいけば避難所のワンちゃんたちを、
喜ばせられるかもしれません。
避難所には屋内を暖めるためのヒーターがあります。
しかし外で遊んでいるワンちゃんにまで、
暖かさが届くことはありません。
そのため格段に冷え込む時期になると、
ワンちゃん寒がることでしょう。
シェルター職員の1人はこのように語っています。
「野外の檻につながる扉があります。昼間は開いたままで、冷たい空気が入り込みます」
そこでワンちゃんのために、
いらないセーターが活用されています。
いらないセーター
避難所には、
いつも約100匹の犬が待機しているそうです。
彼らはずっと養子縁組を待っていますが、
後から保護されてくる子もいるので、
引き取り手が来ないと数は増える一方。
そんな大量にいる犬たちの寒さ対策として、
施設の人たちはセーターを用意しているとのこと。
しかし犬の数に対してセーターの数が追い付かず、
施設側は常にセーター不足に陥っています。
不要になった古いセーターの活用方法は、
犬たちのセーターを作ることです。
これなら犬たちに着せてあげるだけで、
外が寒くても思いっきり遊ぶことができます。
これでもうヒーターだけに頼る必要はないのです。
1着で3着分
リサイクルされたセーターを喜んで受け取るのは、
ワシントン郡動物保護区の犬だけではありません。
他の数多くの避難所にいる動物たち、
特に寒さの厳しい避難所においては、
ペット用の防寒服を寄付されれば、
喜んで受け取ってくれることでしょう。
人間用のセーターは1着をリサイクルするだけで、
犬のセーターを3着も作ることができるので、
寄付する側としてもやりがいがあるでしょう。
みんな避難所で、
新しい家族が引き取ってくれるのを待っていますが、
いつ来るのかは誰にもわかりません。
せめて待っている間だけでも、
周りの人々の優しさとセーターで彼らを暖めてあげたいですね。