セリーヌ・ディオンの夫の死
セリーヌ・ディオンさんの旦那様は、
ガンとの長い闘病生活の末、
誕生日の2日前にこの世を去りました。
夫であるレネ・アンジェリルさんが38歳の時、
当時まだ12歳だったセリーヌさんの才能を見出した、
元マネージャーであったセリーヌさんの旦那様。
彼らの関係が恋愛に変わったのは、
セリーヌさんが19歳になった頃で、
年齢差に疑問の声はあったものの、
2人はその程度で諦めたりはしませんでした。
2人は1994年にカナダで結婚式を挙げ、
結婚途中には双子の男児を出産しました。
しかし1998年にレネさんの食道ガンが発覚し、
セリーヌさんは旦那様の看病をします。
そして治療に専念するため、
2014年には2人とも仕事を休みました。
そんなセリーヌさんへ復帰を頼んだレネさんの声に押され、
彼女は2015年3月に仕事を再開したのです。
そして2016年1月、
レネさんは天国に旅立っていきました。
さて子供たちにセリーヌさんは、
どうやって父の死を伝えたのでしょうか?
「死」の伝え方
73歳でこの世を旅立った、
セリーヌディオンさんの旦那様と、
セリーヌさんの間にはレネ=チャールズ君と、
双子のネルソンちゃんとエディちゃんと言う名の、
子供たちがいます。
セリーヌさんはまだ6歳の双子に、
父の死をどう伝えたのかを語りました。
「パパがもういないということを子供たちへ話す前に、人は誰でも病気になるということを話しました。そして『カールじいさんの空飛ぶ家を覚えている?』と切り出したんです。この映画は私たちのお気に入りなの。」
『カールじいさんの空飛ぶ家』はディズニーの映画です。
長年連れ添った妻であるエリーさんを、
病気で亡くした主人公のカールさんが、
「一緒に行こう」
と約束していた伝説の滝を目指し、
風船を家につけて空へ旅立つというストーリーです。
空の旅
「うん、知ってる!エリーはお空へ行ってしまったんだよね。風船と一緒に。」
そう答えた子供たちに対し、
セリーヌさんは父もエリーさんと同じく、
空へ旅立ったのだということを告げたそうです。
そして2人を外へ連れ出したセリーヌさんは、
「パパに愛してるよ、空の旅を楽しんでね」
と呼びかけるように促しました。
さらに「妖精の粉」と呼んでいる粉末を、
空へ向けながら息で吹き飛ばし、
風船を放したそうです。
セリーヌさんは、
空への旅は希望のある楽しいものだということ、
父はここにいないが、
幸せだということを伝えたかったと話します。
こうして6歳の双子は父とお別れをしました。
レネさんはきっと見えないところで、
空の旅を楽しんでいることでしょう。