普通のアパートでピューマを飼う
猫の魅力は何と言ってもあの身体力、
そしてキラキラと輝く瞳です。
そんな中で猫好きな方々の中には、
大型の猫科動物にも興味があると思います。
しかしトラやライオン、
チーターにヒョウをまるでペットのように飼育するのは、
無理な話ですね。
ところが、
ロシア在住のサーシャさんとマーシャさんの住まいには、
1匹の大型ネコがいます。
その猫の種類は、
北アメリカや南アメリカに生息している
『ピューマ』です。
ピューマはトラやライオンとは異なり、
ヤマネコの部類に入ります。
それでもオスは体長100~197センチ、
体重30~120キロと、
普通の家猫とは比べものになりません。
そんな猛獣と上手く生活できるのでしょうか?
メッシとの出会い
サーシャさんたちは、
野性動物園で2歳になるピューマと出会いました。
その子は生まれつき筋肉に問題があり、
平均的なピューマより30%ほど体が小さかったそうです。
野生で暮らすのは難しいとされていたピューマに、
サーシャさんたちは一目ぼれをしました。
そして彼らの熱意が伝わり、
ピューマを家族として迎えることに!
名前は『メッシ』と名付けられ、
家猫として暮らすことになりました。
サーシャさんの自宅は普通のアパートでしたが、
メッシが快適に暮らせるよう専用のプレイルームを作り、
運動不足にならないように、
散歩は1日2回出かけているそうです。
優しいメッシ
メッシはちゃんと、
トレーニング教室でも大人しくしています。
他の犬より落ち着いているかもしれません。
猫が教室に通えるとは、
よほど穏やかな性格のようです。
人間に育てられたメッシは、
人懐っこく甘えん坊とのこと。
噛みついたり家具を引っ掻くこともなく、
普通の猫よりも大人しいようです。
楽しそうにピューマと暮らすサーシャさんたちですが、
彼女は自身のYouTubeチャンネルで、
次のように語っています。
「ピューマを家で飼うことを進めているわけではありません。メッシはとてもユニークですが、他のピューマと同じではありません。気軽に飼うのは大変危険です。」
不思議な縁で飼い猫として生きるメッシは、
特別な存在です。
これからも2人の愛に包まれて、
幸せに過ごして欲しいですね。