びっくり

ある小学校で起きた話→「ついて良い嘘」と「言ってはいけない真実」とは?

2人の小学生

今回ご紹介する話はジェニーいとうさんが、

「大人の定義、大人になるって?」というテーマで、

中学3年生に向けて話したものです。

田舎の小学校に、

都会から女子の転校生がやってきました。

生徒たちは興味津々といった感じで、

いろいろな質問をしていきます。

女の子は内気でおとなしく、

周囲からの質問に上手く答えられず、

恥ずかしがっていました。

クラスメイトの1人に、

スポーツが得意なムードメーカーの男の子がいます。

たまにふざけすぎて他の生徒を泣かせることがあり、

先生も困っているのですがクラスメイトからの人気は、

なぜか高かったそうです。

そんな2人がいるクラスである日、

事件が起こりました。



「花瓶の水」事件

ある日の授業中に、

男の子がいきなり花の水を代えると言い、

花瓶をとって走り出しました。

そして転校生の席で立ち止まった彼は、

花瓶を彼女の頭の上でひっくり返したのです。

生徒たちは彼を非難し、

転校生の女の子はみんなの注目を浴びて、

かわいそうなほど小さくなっています。

先生が怒っても、

男の子は何も答えません。

彼は女の子に「ごめんね。ごめんね」と頭を下げた後、

バケツと雑巾を持ってきて後片付けを始めました。

「人気者だったのに、あんな事をする奴なんだ」

と生徒たちの中で、

男の子に対する負の気持ちが残りました。

そしてこの出来事は「花瓶の水」事件として、

クラスメイトの記憶に残る事となったのです。

事件の真相

それから数年後20歳になった生徒たちが、

成人式で集まったのをきっかけに、

クラス会を行うことにしました。

そこであの女の子は1番の思い出として、

「花瓶の水」事件の真相を話し始めます。

彼女はあの時、

トイレを我慢していたと言うのです。

彼女の性格上

「トイレに行きたい」と言い出すことができず、

我慢の末に漏らしてしまいました。

そこで彼は花瓶の水をわざとかけ、

漏らしたことがばれないように配慮したのです。

周囲からいくら責められても、

彼は一言も事実を口にしなかった為、

先生も知りません。

話が終わると生徒たちは一斉に拍手をして、

クラス会は盛り上がりました。

これぞ本物のヒーローと言える行動ですね。

自分が責められても、

女の子を守った勇気を持つ男の子は、

きっと立派な大人になっていることでしょう!