かわいい

衰弱したリスを保護して回復後に野生へ還すとダブルの驚きが待っていた…!

ある日ハリソンさんは、

フクロウに襲われて大怪我を負った、

生後4週間ほどの野生のリスを発見しました。

今にも死んでしまいそうな子リスを放っておけず、

ひとまず保護することにしました。

しかし彼女の自宅にはすでに、

預かっていたリスが3匹もいたのです。

ハリソンさんはこの3匹と今回発見した子リスの、

4匹を家の外の巣箱に住まわせることにしました。

そしてこの子リスを、

『ベラ』と名付けて可愛がりました。

巣立ちの日

ベラはハリソンさんの家で、

木ノ実をたくさん食べ、

順調に回復していきました。

すっかり元気になったベラはその後、

3匹の仲間と共に野生へ還って行きました。

野生に還されたリスたちは、

興奮して走り回り回っていました。

もとの場所に帰ったことが、

よほど嬉しかったのでしょう。

しかし喜ぶリスたちとは反対に、

ハリソンさんは寂しい思いを募らせました。

これでもうベラたちとは、

会えなくなるだろうと思っていたのです。



1つ目の驚き

しかし、

それからわずか数日後のことでした。

去ったはずのベラが、

再びハリソンさんの家を訪れたのです。

その日からベラは来る日も来る日も、

ハリソンさんの家に顔を出すようになりました。

一度野生に返したリスが、

こうして会いに来るのはベラが初めてでした。

ダイニングの窓を外から覗いているベラ。

まるで、

「遊びに来たよ」と言っているようです。

2つ目の驚き

そんな日が続いたある日、

ふらりとやって来たベラが足を負傷していました。

ハリソンさんはまた昔のように、

ベラを保護してやりました。

そしてその怪我も治り、

ベラを再度自然に還そうとした時でした。

なんとベラは、

3匹の子リスを出産したのです。

「私が育てたリスの赤ちゃん。そして、その赤ちゃんの面倒まで見ることになるなんて、本当に驚きだわ」

ハリソンさんは嬉しそうに語りました。

母親となった今でも、

ベラはハリソンさんの家を訪問し続けているとのこと。

野生のリスとの交流は珍しいことですね。

それだけハリソンさんが、

愛情を持ってベラを育てたということなのでしょう。

ベラとハリソンさんとの、

この関係が末長く続いていくと良いですね。

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