子猫たちと「お母さん」?
保護団体
「ホームレス・アニマル・アダプション・リーグ」に、
ある日1本の電話が入ります。
外で捨てられている猫たちを見つけた、
という連絡でした。
連絡してきた男性が猫達を発見したのは、
自宅へ帰る途中のことでした。
その時は折り悪く雨の降り始めだったので、
男性はすぐに保護団体へ電話をしたとのこと。
スタッフは子猫たちを保護するため、
すぐに男性から教えてもらった場所へ向かい、
青色の容器を見つけました。
その容器を覗いてみた所、
大人の猫が守るように子猫たちを温めていたのです。
スタッフはその様子を見て、
この猫は子猫たちのお母さんと思ったそうです。
しかし後で、
子猫たちのお母さんではないことが判明しました。
猫の正体
猫達を見つけたスタッフは容器を毛布で覆った後、
彼らを保護施設へと連れて帰りました。
保護した際に見た子猫の数を、
4匹と思っていたスタッフが施設で改めて数を確認した所、
実際は6匹だったのでとても驚いたそうです。
猫たちは全員何の病気もなく、
健康体でした。
どうやら捨てられる前までは、
どこかの家で暮らしていたようです。
そしてスタッフが、
猫たちの健康状態を確認している最中、
大人の猫に関する驚きの事実が判明しました。
子猫たちを愛情深く見守り世話をしていたのは、
お母さん猫ではありません。
なぜなら、「彼」はオスの猫だったのです!
愛情深い姿
猫の正体が、
お母さんではなかったことが分かりました。
しかしオスだったというだけで、
お父さんなのかお兄さんなのか、
または単に一緒の容器へ入れられただけだったのかは、
分かっていません。
しかし子猫たちにとっては、
それでも優しいお母さんなのです。
オスの猫はその後、
「ミセス・ダウトファイア」
という名前をつけてもらいました。
スタッフはこう話します。
「ダウトファイアは弱いものを守るために何をしなければならないか、私達に教えてくれました」
寒い中ダウトファイアは、
子猫たちを優しく温め続けました。
子猫たちを守る愛情深いダウトファイアの姿は、
大切なことを私たちに教えてくれています。