仏花?
今回ご紹介するのは、
ある住職さんが作った「仏花」です。
Twitterユーザーの@matsuzakichikaiさんは、
北九州市八幡東区にある浄土真宗本願寺派永明寺で、
住職をしています。
その住職さんがある日、作成した「仏花」をTwitterへ投稿。
するとその「仏花」に対し、
多くの人からツッコミの声が上がったのです。
仏花とは、
仏壇やお墓参りをする時にお供えする花のこと。
その見た目に問題があったのです。
見た目が完全にアレ
どこか見覚えがありますね。
某ツリーに似ているような気がします。
色合いが華やかなので仏壇に置くと、
少し賑やかで幸せな雰囲気が漂ってくるようです。
仏典によると阿弥陀仏のおられる極楽浄土には金、銀、瑠璃、玻璃、珊瑚、瑪瑙、硨磲の7つの宝でできてる宝樹があるんだそうです。それが七重に並んでるのだとか。素晴らしいですねぇ(^^)
ちなみに極楽の宝樹を仏花で再現してみたものがこちらです。#あくまで個人の想像です pic.twitter.com/O1cXsARzEe
— 松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派♪永明寺住職 (@matsuzakichikai) December 21, 2017
ネット上では
「これは違和感ない!」「ナイスコラボですね」
などと、多くのコメントが寄せられました。
また、やはり12月になればよく見かける、
某ツリーと勘違いしてしまった人も多かったようです。
追加
そういったコメントがあることを知った住職さんは、
お寺なのでありえないとしながらも、
余計な誤解を防ぐために仏花へ
「あるもの」を加えました。
それは仏教のシンボルである「法輪(ほうりん)」です。
仏花のてっぺんに新しく加えられたこの法輪は、
住職さんのお手製で、
丁寧にカッターナイフを用いて切り抜いたそうです。
以前のツイートで浄土の宝樹を模した仏花を作ったとつぶやきましたが、「クリスマスツリーではないか」とのご指摘がありました。うちはお寺なのでありえないことですが、時期的なものもあるのでしょうし、余計な誤解を生まないよう仏教のシンボルである「法輪」をつけました。これなら大丈夫でしょう。 pic.twitter.com/86lh7PpG50
— 松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派♪永明寺住職 (@matsuzakichikai) December 22, 2017
住職さんは仏教経典を再現しようとしただけであって、
結果的に偶然似てしまったのであれば、
これはもう仕方がないことです。
それにしても、
こんなに華やかな見た目をしている仏花を飾っていたら、
『12月25日』はきっと素敵な日になることでしょう。