ライダーの逆走
今回ご紹介するのは1人のライダーが見つけた、
衝撃的な光景についてです。
ベラルーシの首都ミンスクにて、
1人のライダーが高速道路を走っていました。
しばらくの間は、
何事もなく高速道路を進んでいたのですが、
ライダーはいきなり方向転換してあろうことか、
いきなり来た道を逆走し始めたのです。
当たり前ですが道路を逆走するのは、
後続の車と衝突する可能性が高いため、
大変危険な行為です。
それを分かった上でライダーはなぜ、
突然Uターンをしてしまったのでしょうか?
逆走したライダーが見上げた視線の先に、
その答えはありました。
そこには衝撃的な光景が広がっていたのです。
衝撃的な光景
そこには橋の上に立ち、
今にも飛び降りようとしている男性の姿がありました。
走っている最中彼の存在に気づいたライダーは、
説得するために逆走していたのです。
ライダーは大声を出して、
身振り手振りを交えながら必死に訴えかけています。
他のドライバーたちも状況を察知し、
車を止めて協力し始めます。
そして、
ライダーによる必死の呼びかけが功を奏したのか、
男性は飛び降りを思いとどまってくれました。
さらにライダーは逆走を続けて、
彼のいる場所まで行き事情を聞きました。
彼は母が亡くなったことで、
悲しみから自殺しようとおもったそうです。
何とか気分を落ち着かせた彼はその後、
警察に保護されました。
勇気ある行動
ライダーは後日、
このようなコメントを出しました。
「どうか許してください。ルールを破っていることは分かっていましたが、他に上手い方法が思いつかなかったのです。説得に協力するため、車を止めてくれた他のドライバーさんたちも本当にありがとうございました。」
あのまま放っておいたら、
自殺した男性だけではなく、
他のドライバーまで巻き込まれて、
複数の命が消えていたかもしれません。
高速道路を逆走するという、
危険な行為をあえてした勇気ある行動に、
心からの敬意を表します。