店先の紙袋
今回ご紹介するのは、
とあるレストランが実施したことです。
イギリスにある多くのレストランの中に、
「Bosu Body Bar」
という名前のお店があります。
このレストランが発案し、
実際にやってみた試みが多くの人から
「素晴らしい!」と称賛されています。
Bosu Body Barは営業が終わった後、
いくつかの「紙袋」を店の前に置いていきます。
店先に置かれたその紙袋には、
それぞれメッセージが書かれており、
内容は「シェアして!」「食べて!」などです。
店の前に並べられた複数の紙袋の中には、
一体なにが入っているのでしょうか?
優しい中身
紙袋の中に入っているものとは、
ホームレスの人たちへ向けた料理です。
「Bosu Body Bar」の料理には、
添加物を入れておらず、日持ちはしません。
そのため売れ残った時はスタッフに配る、
廃棄するなどしていました。
しかし食事に困っている人たちに、
売れ残った料理をシェアした方が良いのではと、
生まれたのが今回のアイディアです。
レストラン側は、
以下のようなメッセージを投稿しています。
「私たちは閉店後、売れ残った料理の入った紙袋を店先へ置くことを約束します。マンチェスターかディズベリーでもし空腹の人を見かけたら、ご飯が店の前にあると教えてください。」
食品ロス
レストランの試みに対し人々からは、
「とってもいいアイディアね!」
「ホームレスの人を見かけたら、伝えるようにします」
といった賛同の声が寄せられています。
まだ食べられるものを捨ててしまう
「食品ロス」は、国内外問わず問題になっています。
ですが今回の試みなら、
レストランが料理を捨てる必要はなく、
食事に困っているホームレスの人たちなどは、
お腹を満たすことができるので一石二鳥です。
さらには人を助けている上、
環境にも配慮されています。
今回のプロジェクトを発案した人たちは、
きっと温かい思いやりにあふれた人たちなのでしょう。