ボール拾いに挑戦する4匹の元捨て犬
今回ご紹介するのは、ブラジルのサンパウロで行われたテニスの試合でボール拾いをするワンちゃんの様子です。任命されたのは、保護団体「Association of Animal Wellbeing」に保護された、4匹の捨て犬。
彼らは本番に向け、何ヶ月も前からボール拾いの訓練を受けてきました。そして迎えた本番、オレンジ色のバンドとスカーフを巻いています。
試合が始まり、プレイ中のこぼれ球を拾うためコートを走るワンちゃんたち。可愛らしいハプニングも続出しますが、そこではみんなが笑顔になりました。
みんな笑顔に
ボール拾いという仕事の最中でも、遊びを忘れないワンちゃん。選手たちが緊張していると思い、リラックスさせてあげようと気を使ってくれたのでしょうか?
会場のお客さんたち、スタッフ、もちろん選手もみんな笑顔になっていました。4匹とも、しっかり会場の人たちみんなの心を掴んだようですね。
ワンちゃんたちはボール拾いだけでなく、マスコットの役割りも果たせたようです。人間に捨てられ人間に助けられ、人間のために仕事をして人間を癒してくれた犬たち。
彼らの人生には、常に人間がそばで関わっています。捨てられたつらい記憶を消すことは出来ませんが、心優しい人たちの手で心の傷が癒える日が来ることを願っています。